施工事例
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サビで傷んだ外壁を綺麗に改装|トタンと板金の外壁改装工事の事例 大阪市西成区
2020.08.27
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今回は、大阪市西成区にある貸店舗のオーナー様からのご依頼でした。オーナー様が所持する空き家の建物に買い手が見つかり、見た目を綺麗にするために建物の正面と右面の外壁を改装しました。
お客様のご要望に合わせて張り替えと修繕を分けて対応
こちらのオーナー様とは以前からお付き合いがありました。初めはHPのお問い合わせからご依頼をいただき、その後も何件かご注文を受けています。
この記事でご紹介する建物はもともと空き物件でした。しかし、買い手が見つかり、その方から「見た目を綺麗にしてほしい」というご要望を受けられたそうです。これが今回の依頼のきっかけです。
実際に現場で状況を確認したところ、木造3階の建物で、一部漏水や外壁材のトタンにサビが発生し、朽ちている箇所がありました。また、庇の板金やトタンも朽ちて下地材も腐食していました。
今回はこの漏水をなくすこと、サビや朽ちている部分を丁寧に仕上げることを目的に、お客様のご要望に沿って、建材を新しく張り替える箇所と修繕をする箇所を分けて作業を進めました。
基本情報
- 費用
- 約60万円 約20㎡ 築年数約30-40年
- 工期
- 約2週間 約20人工
施工内容
- 足場組み
- 既存庇の板金まくり
- 庇ルーフィング材貼り
- 庇の板金処理
- 壁ケレン
- サビ止め材塗布
- ウレタン樹脂材塗布
- シャッターケレン
- シャッターサビ止め材塗布
- シャッターウレタン樹脂材塗布
- 取り合い部シーリング処理
トタンと板金の外壁改装工事の内容
それでは、今回の作業内容を紹介します。
【1】足場組み
まず、建物正面に足場を組みます。
人通りが多い道路に面しており、足場を組むために道路使用許可を取りました。実際に足場を組んだり、解体したりするときは通行人に注意をして作業をします。
建物の右面も改装依頼があったので、こちらは隣の建物の所有者に許可を取り、屋根に乗って作業を行いました。屋根にあがるときは、汚れなどがつかないようにシートなどを使って養生をし、万全の体制で作業にあたりました。
【2】既存の庇の板金まくり
庇に使われている板金はかなり劣化が進んでいたため、新しい板金に張り替えることにし、既存のものをはがします。
【3】庇にルーフィング材を貼る
既存の板金をはがした後は、ルーフィング材を貼ります。
ルーフィング材とは屋根の下葺材のことです。ルーフィング材には防水効果があります。
【4】庇の板金処理
続いて、庇に板金を張ります。
接合するビスの部分から雨漏りしないように、コーキング処理をします。
コーンキングは、施工でできる隙間を防ぐことです。専用のコーキング剤を使いました。
【5】壁ケレン
ヤスリを使って壁の汚れとサビを落としました。
【6】サビ止め材塗布
壁の色に合う、サビ止め材を塗りました。
【7】ウレタン樹脂材塗布
最終段階の塗装としてウレタン樹脂材を2回塗りました。
ウレタン樹脂を使用するのは、トタンの鉄素材に合わせるためです。
【8】シャッターケレン
もともと空き家だったため、シャッターに落書きがありました。
ケレンを念入りに行って、綺麗にします。
汚れがひどい場合や落としにくい場合は、薬剤を使うこともあります。
【9】シャッターサビ止め材塗布
壁面と同じくサビ止め材を塗りました。
【10】シャッターウレタン樹脂材塗布
シャッターにもウレタン樹脂材を使って、2重に塗装しました。
樹脂材を塗った後は、最低6時間ほど乾燥させます。
【11】取り合い部シーリング処理
最後に、建材どうしが接触している取り合い部や水漏れする可能性があるところをシーリング処理して作業は完了です。
ご予算に合わせて最適な方法をご提案
工事完了後、お客様に見ていただくと施工前に比べて、かなり綺麗になったと驚かれていました。
また、改装工事から時間をおいて、建物の状況を確認するためにお伺いしたところ、雨漏りは完全になくなったとおっしゃっていました。
この工事では古くなったトタンを全て張り替える方法と、ケレンをして塗装で修繕をする方法がありました。今回はお客様のご予算に合わせて、一部はトタンを張り替えて、一部は修繕する方法を選択しました。
建物の改装工事に使うことができる費用には限りがあると思います。
ヤマナミは一人ひとりのお客様のご要望に合わせて、最適な提案をさせていただきます。ですので、雨漏りや外壁の劣化などでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
大阪市西成区の外壁改装工事はヤマナミまで