施工事例
works
鉄骨6階建てビルのタイル張り替えとシーリングをした事例 大阪市西区
2020.11.06
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before
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after
大阪市西区の鉄骨6階建てビルの外壁タイルを張り替えて、シーリング処理を行った事例です。
ビルの外壁タイルの一部が剥がれて周りのタイルも剥落寸前に
当社の外壁補修工事についてのホームページをご覧になられた、大阪市西区のビルの管理会社様より、外壁タイルの一部が剥がれているというご連絡をいただきました。
現場を確認したところ、タイルが剥がれている箇所は小さかったですが、周囲のタイルが浮いてしまっており、今にも崩れ落ちそうな状態でした。
剥落が懸念される箇所のタイルの張り替えと、周囲のシーリングの交換などをいくつかのパターンに分けて修理をご提案させていただいたところ、見積内容と現状の調査報告書の内容が分かりやすいという評価をいただき、今回の工事に至りました。
基本情報
- 費用
- 約30万円 築約20年
- 工期
- 5日 約8人工
施工内容
- テストハンマー打診調査
- タイル捲り
- タイル用セメントボンド塗装
- タイル貼り
- 目地詰め
- タイル表面の拭きあげ
- シーリング処理
外壁タイルの張り替えとシーリング処理の作業内容
それでは、今回の作業内容を紹介します。
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テストハンマー打診調査
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タイル捲り
続いて、グラインダーで目地に切り込みを入れて、チゼルやケレンハンマーなどで、一枚ずつタイルを剥がしていきます。
まず目地に沿って、グラインダーで切り込みを入れていきます。
目地に直線の切り込みを入れたあとは、タイルの張り替えが必要な箇所だけを手ではがしていきます。
チゼルやケレンハンマー、ネイルハンマーなどを使って、浮いているタイルを一枚ずつ捲っていきました。
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タイル用セメントボンド塗装
続いて、タイルを捲った箇所にタイル用セメントボンドを塗装します。
タイルと壁を接着するために塗装していくのですが、セメントボンドが筋になるよう、くし目にします。
くし目にすることで、タイルとセメントの接着面積が均一になり、接着力が高まります。
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タイル貼り
タイル用セメントボンドを塗装した部分に、新しいタイルを敷き詰めていきます。
既存のタイルに合う色のタイルがありましたので、そちらを使用。
タイルは15枚程度で1セットになっているので、組み合わせながら敷き詰めました。
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目地詰め
続いて、タイルのすき間に目地を詰めていく作業を行いました。
目地詰めの作業では、ムラなくきっちりと塗り込むことがポイントです。
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タイル表面の拭きあげ
目地を全体に塗り込んでセメントが乾いてきたら、表面の余分なセメントを落としていきます。
写真はスポンジを使って目地を拭きあげているところです。
タイルのすき間の目地は取りすぎないように、力を加減して目地を拭きあげました。
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シーリング処理
最後に、シーリング材の張り替えを行いました。
シーリングの張り替えをしたのは、シーリング部分が劣化するとそこからタイル内側に水が浸入してしまう可能性があるからです。
今回のビルはシーリング材も劣化して傷んでいたので、張り替えさせていただきました。
以上で作業は完了です。
まとめ
工事完了後、お客様にご報告したところ「シーリングも張り替えていただいたので、当分は安心です」という感想をいただきました。
タイル壁について、壁が白くなっている箇所は雨や水がタイルの内側に浸入して接着がゆるくなっていることがあります。
白化している箇所を見つけましたら、すぐに外壁補修や修理業者に調査を依頼することがおすすめです。
ヤマナミでは、お客様の状況に合わせたご提案・工事が可能ですので、外壁補修についてお困りの方はヤマナミまでお問い合わせください。