施工事例
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鉄骨3階建てビルの外壁補修と外壁塗装を実施した事例 | 大阪府高槻市
2020.12.04
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大阪府高槻市にある鉄骨3階建てビルで、外壁補修と外壁塗装を行った事例です。
以前紹介した、ブロック塀を修理した事例の続きの工事になります。
前回の記事はこちら▶ブロック塀を修理した事例 | 樹脂モルタル整形処理と防水処理を実施 大阪府高槻市
今回は外壁のひび割れ部分の補修工事と内壁破損部の補修、外壁塗装を行いました。
外壁の爆裂部分には斫り(はつり)処理を、ひび割れ部分にはVカットを施して樹脂モルタル整形処理を実施。内壁破損部も同様に補修しました。
外壁塗装では洗浄処理をして、全体の下地調整処理、水性シリコン樹脂の塗装処理を行いました。
基本情報
- 費用
- 約70万円 築約25年
- 工期
- 約2週間 約20人工
施工内容
- 足場組みと養生
- 外壁破損部の斫り(はつり)作業
- 補修処理
- 下地調整処理
- Vカット
- プライマー材塗布
- 樹脂モルタル整形処理
- 補修後下地調整処理
- 階段内壁保尊部補修
- 外壁洗浄
- 外壁水性シリコン樹脂塗装処理
外壁補修と外壁塗装工事の作業内容
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足場組みと養生
外壁の破損部分が3階部分まであったため、建物全体に足場を組み防音シートで養生しました。
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外壁破損部の斫り(はつり)作業補修処理
外壁の爆裂部分のひび割れは、ネイルハンマーで斫り(はつり)作業を行いました。
爆裂部とは、壁の内側にある鉄筋がサビなどで膨張し、コンクリート部分が膨れ上がった部分のことです。
水が浸入して鉄筋が錆びてしまうことで、このような現象が起きます。
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補修処理
続いて斫り作業で、コンクリートを削った部分に樹脂モルタルの整形を処理を行います。
目地部分は先に目地を作っておいて、あとから樹脂モルタルで整形処理を施しました。
凹凸がある壁は樹脂モルタルで、くぼみも作っておきます。
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Vカット
ひび割れ(クラック)部分には、まずVカット処理を行います。
グラインダーを用いてVカットしました。
ひび割れの程度によりますが、ある程度の大きさのひび割れ(クラック)の場合、ヤマナミでは単にシーリング処理を行うだけでなく、Vカットを行って樹脂モルタル整形処理を行っています。
こうすることでより強固に補修することが可能です。
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プライマー材塗布
Vカットをした部分にプライマー材を塗布します。
プライマー材は壁面と樹脂モルタルを接着するための接着剤のことです。
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樹脂モルタル整形処理
プライマー材を塗布したあとは、樹脂モルタルで補修処理を行います。
ヤマナミでは基本的に樹脂モルタルを用いて、外壁補修工事を実施しています。
樹脂モルタルと通常のモルタルの違いは重さと耐久度です。樹脂モルタルの方が軽くて丈夫なため、工事後長持ちするとされています。
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補修跡下地調整処理
樹脂モルタルの整形処理が完了した後は、下地調整処理を行います。
補修作業後に下地調整材と同じ材料で外壁全体の塗装を行いますが、この下地調整処理では壁の柄を作ります。
柄を再現できるよう素材を硬めに下地調整しました。
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階段内壁破損部の補修
内壁部分にも破損があったため、外壁と同様に補修を行いました。
壁面のひび割れは鉄筋の表面部分が多くなります。
理由としては、上記で説明した爆裂の他に、地震などで建物が揺れた際に補強のための鉄筋が振動してしまうことが考えられます。
内壁破損部も下地調整してから、樹脂モルタルで整形処理を実施しました。
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外壁洗浄
外壁補修作業がすべて完了してから、高圧洗浄機で壁一面を洗浄。
補修工事が完了し、補修材が完全に乾燥した後に洗浄作業を行いました。
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外壁水性シリコン樹脂塗装処理
下地調整処理を行ったあと、外壁水性シリコン樹脂で2回塗りしました。
壁面は凹凸があったため、毛の長いローラーを使用して塗装を行うことでくぼみの部分もキレイに塗装を仕上げました。
以上で作業は完了です。
まとめ
今回の建物はタイルの張り替え、ブロック塀の修理、外壁補修と外壁塗装を実施しました。
ビル全体が傷んでいたため、オーナー様は建て替えないといけないのではと考えておられたようですが、補修工事を行うことでビルを復活させました。
工事には約1ヵ月半かかりましたが、結果的にお客様にはご満足いただくことができました。
ヤマナミでは建物全体の大がかりな外壁補修やタイルの張り替え、外壁塗装工事を承っています。
大阪府高槻市で外壁補修や外壁塗装についてお悩みの方は、ヤマナミまでお問い合わせください。