施工事例
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ガレージ天井の雨漏りを塗膜防水工事で修理した事例 | 兵庫県川西市
2021.01.29
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ガレージの天井部から雨漏りしているということで、兵庫県川西市の一般住宅にお住まいの方から、修理のご依頼をいただきました。
ご依頼のきっかけとなったのは、その方がお勤めされている会社の雨漏り修繕工事を以前させていただいたことです。
一度現場を確認したところ、1階ガレージの天井部に雨漏りの跡が見られました。
ガレージの上部はバルコニーになっており、何度かご自身でも塗膜防水をされたようですが雨漏りは無くならなかったそうです。
今回はしっかりとした防水をプロにということで、ご依頼いただき工事に至りました。
基本情報
- 費用
- 約40万円 バルコニー部約30㎡ 築約30年
- 工期
- 約1週間 約12人工
施工内容
- 既存防水層ハツリ
- 床部下地調整処理
- プランターボックス部下地調整処理
- プランターボックス部ウレタン防水材塗布およびメッシュクロス貼り
- 立ち上げ取り合い部シーリング処理
- 立ち上げ部水性シリコン樹脂塗装
- 床部ウレタン防水材塗布1層目およびメッシュクロス貼り
- 床部ウレタン防水材塗布2層目
- トップ材塗布
ガレージ上のバルコニー防水工事の作業内容
それでは今回の作業内容を紹介します。
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既存床部防水層ハツリ
はじめにバルコニーの床とプランターボックス部分で、既存防水やコンクリートが破損している箇所のハツリ作業を行います。
ハツリとは、コンクリートやアスファルトをグラインダーなどの工具で削り、あとの工程で行う塗装の接着を良くするための作業です。
下地の凹凸を平滑にするために調整処理を行うのですが、その際に使用する素材が密着しやすいよう、この作業で十分な接着面積を確保します。
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床部下地調整処理
ハツリを行った部分と既存の防水部分全体にカチオン系の素材で下地調整を行い、平滑にしていきます。
カチオンとは陽イオンをもった素材のことです。カチオン系の素材を陰イオンを帯びた下地に塗ることで、プラスとマイナスのイオンが引き寄せられて、接着力が強くなります。
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プランターボックス部下地調整処理
プランターボックス部分も同じように下地調整を行いました。
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プランターボックス部ウレタン防水材塗布およびメッシュクロス貼り
つづいてウレタン防水材を塗布して、メッシュクロスを貼り防水層を作っていきます。
メッシュクロスを貼るのは、防水層の補強と厚みを持たせるためです。
1層目・2層目と2回塗りしました。
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立ち上げ取り合い部シーリング処理
プランターボックスの立ち上げ部分(ガレージのシャッターボックス)の取り合いにシーリング処理を行います。
この処理では古いシーリングを撤去し、養生をして新しいシーリングを打ち、水が入っていく隙間をなくします。
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立ち上げ部水性シリコン樹脂塗装
つぎに立ち上げ部を水性シリコン樹脂で塗装しました。
見た目をよくするために白の塗料でシーリング部分もしっかりと塗っていきます。
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床部ウレタン防水材塗布1層目およびメッシュクロス貼り
プランターボックス部分が完了した後、床部分にウレタン防水材を塗布しメッシュクロスを貼ります。
床の平面に加えて、サッシなど端の部分までメッシュクロスを貼りしっかりと塗装しました。
サッシ部分にもシーリング処理を行ったうえで防水処理を行っています。
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床部ウレタン防水材塗布2層目
1層目の塗装後、2層目を塗装しました。
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トップ材塗布
最後にトップ材を1回塗りしました。
仕上がりに関わるので見た目がキレイになるよう、タテヨコの順で塗装しました。
これで作業は完了です。
まとめ
今回の雨漏りの原因として考えられたのは、既存の防水処理が不十分だったことと床のひび割れ、シーリング材の劣化でした。
ご依頼いただいた方はご自身で塗料を使って雨漏り修理をされていましたが、私たちのような業者からすると適切な素材選びや下地処理など、足りていないことが多くなっていました。
雨漏りの修理に必要な作業は建物の造りや劣化、破損の度合いによって異なりますので、困った際にはプロにご依頼いただくことをおすすめします。
ヤマナミでは一般住宅の雨漏り修理を行っております。
兵庫県川西市で雨漏りの修理を検討されている方はヤマナミまでご連絡ください。