施工事例
works
外部階段の破損したタイルを補修 | 大阪市大正区にある鉄骨4階建てビルの事例
2020.08.24
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after
「ビルの外部階段の床タイルが数か所剥がれているので貼り直しをお願いしたい」と、ビルのオーナー様からご連絡いただきました。
一度現地を確認し、補修工事の見積りをご提案。工事に至りました。
床のタイルは1階から2階までの間で多く剥がれていました。
タイルが剥がれてしまった原因は、雨を受け階段の鉄骨に水が回ってサビが発生し、膨張したためだと考えられます。
3階と4階は通行が少なく補修の必要はないとのことで、1~2.5階までの床タイルの貼り換えを実施。
加えて木製の手すりの塗装が劣化しており、塗り直してほしいということで塗装を行いました。
1階が店舗となっており、夕方以降2階に出入りされていたため、朝から15時くらいまでで工事を実施。2日間で作業は完了しました。
基本情報
- 費用
- 約15万円 築約30年
- 工期
- 約2日間 約6人工
施工内容
- タイルのハツリ作業
- セメント材充填
- タイル貼り
- タイル仕上がり
- 手すり研磨・塗装
- 手すり仕上がり
タイル補修・手すり塗装の作業内容
それでは、今回の作業内容を紹介いたします。
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タイルのハツリ作業
まずはハツリ作業で、浮いているタイルや剥がれかけているタイルを撤去し、新しくタイル貼りが必要な箇所を決めます。
補修が必要なタイルは、目視やテストハンマーなどで職人が確認しました。
上記の画像の写真でタイルを削った箇所が貼り直しする部分です。
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セメント材充填
続いてハツリ作業を行った箇所にセメントを充填(じゅうてん)していきます。
このセメントが下地とタイルの接着剤の役目を果たします。
セメントによってタイルの高さが変わるので、多すぎず、少なすぎず適量を隙間なく詰めました。
タイルの裏は縦にくし目が入っているため、下地のセメントには横にくし目をつけます。
こうすることで、タイルとセメントの接着力が強くなります。
L字になっている部分のタイルには、裏面の角にセメントをつけました。
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タイル貼り
充填したセメントにタイルを貼り付けます。
高さが他のタイルと同じになるように調整しました。
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タイル仕上がり
タイルを貼り付けたあと、1日乾かして固めてから目地のセメントを詰めました。
写真は余分なセメントをスポンジでふき取っている様子です。
タイル貼りが仕上がった様子。
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手すり研磨・塗装
手すりの塗装では、塗料を塗る前にまず研磨をします。
研磨をするのは、劣化した塗料を落として、新しい塗料をつきやすくするためです。
研磨した後、手すりに塗装しました。手すりが木製のため塗料を吸い込んでしまい、合計3回塗りしました。
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手すり仕上がり
以上で作業は完了です。
まとめ
お客様の想像されていた以上に損傷を受けていたタイルが多く、とくに貼り替えたタイルの枚数が多く驚かれていました。
タイルや外壁などの破損を放置していると、雨水が浸入して内部がダメージを受けることも多いです。
今回はご予算の都合もあり、タイルの貼り替えで対応いたしましたが、建物を長く使い続けていくために原因となっている箇所を直接工事することをおすすめします。
大阪市でタイルなど外壁塗装にお困りの方はヤマナミまでご相談ください!