施工事例
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ルーフバルコニーからの雨漏りを防水とシーリング処理で修理した事例 | 兵庫県芦屋市
2021.06.01
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兵庫県芦屋市の高台にある住宅街にお住まいの方から、雨漏りについてのご相談をいただき修理を行った事例です。
ガレージ天井から雨漏りしているとのことで現地を確認。
建物は傾斜部分に建てられてあり、RC造のガレージが設けられていました。
ガレージの天井にはトップライト(天窓)が3箇所設置されており、天井やトップライト周りから雨漏りしているとのことです。うっすらと雨漏りした跡が見られました。
ガレージ上のルーフバルコニーを確認すると、土間にはひび割れや破損部分が多く見られました。
また、トップライトの立ち上げの間には隙間があり、風の強い日にはここから雨水の侵入しているようでした。
土間のひび割れや破損部、トップライト周辺から雨漏りが考えられたため、土間の防水処理とトップライト周りのシーリング処理を提案して、工事にいたりました。
基本情報
- 費用
- 約30万円 築35年
- 工期
- 約1週間 約8人工
施工内容
- 排水新設
- 土間の破損部の補修
- トップライト廻りシーリング処理
- プライマー材塗布
- ウレタン防水材塗布及びメッシュクロス貼り
- ウレタン防水材塗布1層目・2層目
- トップ材塗布
防水処理とシーリング処理の作業内容
それでは、今回の作業内容を紹介します。
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排水新設
まずは排水の新設をしました。
上の画像の左にある小さな穴が排水の役割を担っていたのですが、これでは雨が降ったときに水が溜まりやすいです。
穴を大きくしたうえで、鋳物の排水管(ドレイン)を設置しました。
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土間の破損部の補修
続いて、土間の破損部やひび割れの補修を行いました。
このような破損部分があると、そこに雨水が溜まってしまい水が染み出してくることが考えられます。
雨水が入ってこないように樹脂モルタルを充填して補修し、隙間を埋め補強しました。
ひび割れ部分も同様に樹脂モルタルで埋めて、他の部分と段差がないように平らに均します。
このとき、あとで防水材を塗布する際に凹凸ができないよう、段差をできるだけなくすことがポイントです。
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トップライト廻りシーリング処理
トップライトの廻りに隙間があったため、それを埋めるようにシーリング材を充填します。画像の緑色の養生の下部分に行いました。
シーリング材とは、建築物などに使われる防水材のことです。住宅の構造上できてしまう隙間の気密性や防水性を高める役割があります。
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プライマー材塗布
シーリング処理が済んだら、ハケとローラーでプライマー材を土間全体に塗布しました。
プライマー材には防水材と下地を接着させる役割があります。
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ウレタン防水材塗布及びメッシュクロス貼り
プライマー材を塗った後は、ウレタン防水材を塗りメッシュクロスを貼ります。
メッシュクロスを貼ることで、単に防水材を塗布するよりも耐久性が増します。
土間全体にしわが寄らないようメッシュクロスを貼って、メッシュクロスを挟むように防水材を塗りました。
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ウレタン防水材塗布1層目・2層目
メッシュクロスと防水1層目が完了した後の画像です。
続いて2層目を塗布します。
2層目で立ち上がりの部分に塗る防水材は、固めにして垂れてこないよう塗りました。
それ以外のフラットな部分は1層目と同じよう柔らかめに防水材を調整して塗布しています。
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トップ材塗布
最後にトップ材を塗り、防水材を保護して作業は完了です。
画像の左上に見えるフェンスの下の部分にも防水処理を行っています。
フェンスの隙間から入った水がフェンスを伝って、土間に入り込んでしまう可能性があるためです。
まとめ | ひび割れなどを発見したらすぐに修理業者に相談を
工事完了後、雨漏りは止まったそうでお客様は安心されているようでした。
築年数が経過すると建物に破損やひび割れが発生することも珍しくありません。今回の住宅は傾斜地にあったため、建物により負担がかかっていたものと思われます。
小さな隙間などができるとそこから雨水が浸入して、住宅の内部の構造材などに影響を与えることがあります。
自宅でひび割れ箇所を発見したら、すぐに専門の業者に調査を依頼することをおすすめします。
ヤマナミは雨漏りの調査や修理、補修工事などを住宅の状況に合わせて実施しています。
兵庫県芦屋市で雨漏りに悩んでいる方は、ヤマナミまでお気軽にご相談ください。