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廊下のシートを部分的に張り替え!予算を抑えて見た目綺麗に 吹田市Eマンション

2022.04.14

廊下のシートを部分的に張り替え!予算を抑えて見た目綺麗に 吹田市Eマンション
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吹田市Eマンションのオーナー様より、「マンション廊下のシートが一部剥がれているので、補修してほしいです」と、お問い合わせをいただきました。

 

 

現地の調査にうかがったところ、目視でも防滑シートが浮いていることが、はっきりと分かりました。上から触ってみても、ペコペコと凹む感覚があります。

 

マンションは4階建て。2階~4階の廊下で、上の写真のようなシートの浮きが見られました。階をまたいで、ほぼ同じ部分が破損しているということです。

 

マンションの立地・構造的に、「この部分はどの階も雨がかかりやすかったのでは?」と推測できました。

 

すべての防滑シートを張り替えることが理想ではありますが、予算・工期的にも難しいので、今回は“破損部分のみ防滑シートを張り替える”工事を行うことに決まりました。


基本情報

費用
約30万円
工期
約2日間 約5人工

施工内容

  1. 浮いている防滑シートを床から撤去
  2. 新設する防滑シートをカット
  3. ボンド材の塗布
  4. 防滑シートを上から転圧
  5. 防滑シートのジョイント、および端部のシーリング処理

マンション廊下のシート 部分張り替え工事の流れ

 

では以下で、今回の防滑シート・部分張り替え工事の流れについて、説明していきます。

 

既存の防滑シートは廃番になっていたので、各社メーカーのカタログを持参し、もっとも近似しているものを、オーナー様に選んでいただきました。

  1. 浮いている防滑シートを床から撤去

     

    まずは、浮いている既存の防滑シートを、めくって撤去します。

     

    写真で使用しているのは、シートをめくる専用の機械で、下部にシートをめくるための刃が付いています。

     

    というのも、浮きが激しいシートは、機械を使わずとも手でめくれるのですが、そうでない、まだボンドが効いているシートは、接着力がかなり強力。

     

    手で切って、引っ張っても取れないことが多いので、上記のような専用の機械が必要なのです。

     

     

    マンションの床には、ステンレスの金物が入っていました。

     

    1枚ベタでシートが張られているのではなく、適宜“区切り”となるポイントがあるイメージです。ですので、めくり作業自体は結構やりやすかったです。

     

    いっぽう、金物をカッター類で傷つけないようにする配慮は、欠かせませんでした。

     

     

    破損した防滑シートの撤去が、おおむね完了した様子。(他の階の破損シートも、同様に撤去しています)

     
  2. 新設する防滑シートをカット

     

    張り替えるシートを、まずはやや大きめにカットします。それから、細部をしっかり寸法に合わせてカット。

     

    ここでも、カッターやハサミを使用します。誤って先述した床の金物や、壁材を傷つけないよう、刃物の取り扱いには十分気を付けました。

     
  3. ボンド材の塗布

     

    床に、ボンド材を塗っていきます。

     

     

    ボンド材は塗布してから、乾き切る前に接着することが肝要!

     

    Eマンションの廊下の幅は、比較的広いです。この幅では、ボンド材を全部塗ってからシートを接着させようとしても、最初に塗った部分のボンド材が乾きすぎてしまうので、うまく接着しないでしょう。

     

    そこで今回は、床の半分にボンド材を塗る」シートを半分はる」床のもう半分にボンド材を塗る」残りのシートをはる」この流れでシートの新設を進めました。

     
  4. 防滑シートを上から転圧

     

    シートが浮かないように、上からしっかり転圧していきます。

     
  5. 防滑シートのジョイント、および端部のシーリング処理

     

    最後に、シーリング処理を行います。

    上の写真は、シートのジョイントに打ったシーリングを、ヘラで丁寧に馴染ませている様子。

     

     

    シートの端部にシーリングを打っている様子です。

     

    こうしてジョイント・端部の隙間をしっかり埋めておくことで、シートと床の間に、空気や塵、水気などが入り込みにくくなります。シートの浮き上がりが、起きにくくなるということです。

     

     

    シーリングを仕上げたら、今回のシート部分張り替え工事は完了です!

    まとめ

    工事後は、「廊下のシートが綺麗になって歩きやすくなった」と、住人様から好評のお声をいただいています。また、オーナー様からも、「綺麗になってよかった!」とお声をいただきました。

     

    マンションの廊下の防滑シートの耐用年数は、場所に寄りますが“10年”ほど。

     

    まずは、シートの端のシーリングから傷んでくるので、そこが気になったらメンテナンス時期だと考えてよいでしょう。

     

    そして、歩く時に空洞がある感じがするのは、もうかなりシートの浮き上がりが進んでいる状態です。

     

    通行人が、つまずいて転倒するリスクがありますので、早めにプロに相談しましょう!

    マンション廊下のシートの浮き・剥がれが気になったら『ヤマナミ』にご相談ください!