施工事例
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ベランダの床が剥がれて不安!FRP樹脂・トップコートの重ね塗りで解消 松原市

2022.04.04

ベランダの床が剥がれて不安!FRP樹脂・トップコートの重ね塗りで解消 松原市
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大阪府松原市に建つ木造2階建て住宅にて、ベランダの床面の防水塗装工事を行いました。

 

お客様いわく、「5~6年前に床の塗装をやり替えたのですが、表面が剥がれ始めていて、雨漏りが起きないか不安」とのことでした。

 

既存の防水は、現在の防水手法として盛んな、ガラスマットを用いる「FRP防水」です。

 

さっそく、ベランダの床の状態を確認させていただきますと、やはり塗装の剥がれが見られました。

 

施工は5~6年前と、割と新しいのですが、ベランダが家の南側に位置し、直射日光が強く当たりやすい環境だったことが、塗装の劣化を早めた原因(※1)かもしれません。

 

※1 直射日光による膨張率は、FRP樹脂とトップコートで違います。目で見えない塗膜の動きに“ひずみ”が出る、その程度が大きいと、防水塗装の劣化(剥がれなど)は早くなります。

 

特にひどく剥がれていたのは、水はけが悪い入隅部。

 

とはいえ幸いにも、ダメージを受けている塗膜は、トップコートなど防水層の表層だけであり、ガラスマットにはほとんど影響していませんでした。

予算が安く済む最低限の工事を行うならば、「①下処理をしてからFRP樹脂材・トップコートを重ね塗りする工事」を、当社での保障対応ができる工事を行うならば「②コンパネを張りガラスマットを敷くところからの工事」をと、提案させていただいたところ、予算の兼ね合いで「①」の防水工事を行うことに決められました。


基本情報

費用
約6万円
工期
約2日間 約2.5人工

施工内容

  1. 破損部の研磨・清掃
  2. プライマー材をムラなく塗布
  3. FRP樹脂材を「2回」ムラなく塗布
  4. 仕上げのトップコート材をムラなく塗布

ベランダの床の防水塗装工事の流れ

では、以下で今回の工事の流れを、写真付きで詳しく説明していきます。

  1. 破損部の研磨・清掃

     

    まずは、床全体の凹凸を整えるために、やすりで磨いていきます。

     

    やすりがけで出た細かい削りカス、いわゆる“バフ粉”が表面に残っていると、綺麗に塗装できないので、研磨後の清掃もしっかり行います。

     
  2. プライマー材をムラなく塗布

     

    研磨・清掃で綺麗になった下地に、プライマー材をムラなく塗布しました。

     
  3. FRP樹脂材を「2回」ムラなく塗布

     

    プライマー材の次は、FRP樹脂材を塗っていきます。

     

    ちなみに、ベランダの広さは約12㎡です。

     

     

    FRP樹脂材は、1回目が乾いた後にもう1層塗ります。

     

    適度な厚みを持たせつつ、均一に塗ることが、トップコートまで綺麗に仕上げるためのコツです!

     
  4. 仕上げのトップコート材をムラなく塗布

     

    FRP樹脂材の2回塗り後は、トップコート材を塗って仕上げます。

     

    今回は約2日間で、ベランダの防水塗装工事は無事に完了です!

    まとめ

     

    ベランダの床の表面は、見違えるほど綺麗になりました。

     

    表面の剥がれ・割れが気になってお問い合わせをくださったお客様も、塗装の仕上がりを見て安心してくださったようです。

     

    しばらく雨漏りの心配はないですが、防水塗装の劣化が比較的早い木造住宅ということもありますので、次回の工事ではより下層から防水し直すといいと思います!

     

    ちなみに、ベランダの防水は、摩擦の影響を受けやすいです!

    掃除で強くこすりすぎたり、重たい物を引きずることは控えましょう。

     

    重たい物を置く時は、床に直接置かずに、防滑シートなどでワンクッションを作るといいですよ!

    大阪でベランダの床の塗装が気になり始めたら『ヤマナミ』にご相談ください!