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足場を組まずに外壁のシーリングを補修!予算を抑えた工事 大阪市鶴見区

2022.02.28

足場を組まずに外壁のシーリングを補修!予算を抑えた工事 大阪市鶴見区
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大阪市鶴見区のY様より、「外壁サイディングボードのシーリングが劣化していて、ところどころ剥がれています。そのため、シーリングのやり替えを検討したいです」とのことで、ご連絡をいただきました。

 

現地を確認させていただいたところ、確かにサイディングボードのシーリングの剥離が、何箇所も見られました。

 

このままでは、すき間から雨漏りが発生しかねないので、すみやかな補修工事が必要です。

 

お家は3階建て。通常であれば、周りに足場を組んでシーリング補修などにあたります。

 

しかし今回は、シーリングが劣化している面が一面だけ(南西面)であることお家の前に駐車が十分可能なスペースがあること、この2つの好条件を踏まえ、足場を組まずに高所作業車と脚立での工事が可能と判断しました。

この記事では、高所作業車・脚立などを用いた外壁シーリング補修工事の流れを、説明したいと思います!


基本情報

費用
約25万円
工期
約2日間 約6人工

施工内容

  1. 高所作業車を設置
  2. 既存のシーリングを撤去
  3. テープ養生および、プライマー材の塗布
  4. シーリング材の充填
  5. シーリング材の仕上げ
  6. 窓サッシ廻りなどのシーリングを撤去
  7. 窓サッシ周りなどのシーリングを充填・仕上げ

高所作業車などを用いた(足場を組まない)シーリング補修工事の流れ

では、以下で今回のシーリング補修工事の流れを、写真付きで説明していきます。

  1. 高所作業車を設置

     

    今回シーリング補修を行う、家の南西面の前には、高所作業車を停めるスペースが十分にあり、他の車の通行の妨げにもなりませんでした。

     

    ちなみに、南西面のシーリングだけが傷んでいたのは、南西は直射日光が当たりやすい方角であり、シーリングは直射日光を多く受けると劣化が進むからです。

     

    シーリングの経過年数は15年程と、結構経っていましたが、南西面以外は割と綺麗な状態でした。

  2. 既存のシーリングを撤去

     

    サイディングボードの継ぎ目のシーリングは、側面のみに接着させて、底面には接着させない「2面接着」というやり方が一般的です。(2面接着は、建物の揺れに対応しやすい、シーリングの接着方法となります。)

    継ぎ目の底面にはフィルムがはってあるので、シーリングは接着していません。

     

    つまり側面に沿って、綺麗にカッターを入れれば、写真のようにするりとシーリングは剥がせます。(シーリングの硬化状態にもよります)

     
  3. テープ養生および、プライマー材の塗布

     

    サイディングボードに余分な材料が付かないようテープ養生をしてから、シーリングを取った溝に、丁寧にシーリング材を塗布しました。

     
  4. シーリング材の充填

     

    プライマー材の塗布後、溝に沿って新しいシーリング材を、充填していきます。

     
  5. シーリング材の仕上げ

     

    ヘラを使い、シーリングを平滑に馴染ませます。

     

    当たり前ですがヘラは硬いので、面にはわせると、“カタカタ”と動きます。

    この微細な振動を受けると、均しているつもりなのに、シーリングの仕上がりはガタガタになってしまいます。

     

    そこでヘラには、あらかじめ「仕上げバッカー材」という、ゴム質の特殊な素材を貼り付けてあります。この柔らかいヘラを使って、シーリングを綺麗に仕上げていくのです。

     

     

     

    サイディングボードの継ぎ目の、シーリングの打ち替えが完了しました。

     

    今回、打ち替えをしたシーリングの長さは、次に説明する窓サッシ廻りなどと合わせて、約90mです。

     
  6. サッシ廻りのシーリングを撤去

     

    合計4つの窓と換気口、シャッターの廻りに施工されていたシーリングも、ボード継ぎ目のシーリングと同様に打ち替えていきます。

     
  7. サッシ周りのシーリングを充填・仕上げ

 

シーリングが仕上がった、窓サッシ廻りの状態です。

今回のシーリング補修工事は、この工程で完了しました!

~ 高所作業車および脚立での作業のポイント ~

 

さて、こちらは高所作業車の上で作業中の様子。

作業員本人が落ちないように気を付けるのはもちろん、どんな小さい道具も下に落とさないよう、細心の注意を払います。

 

 

また、シーリングのように柔らかい素材は、風が吹くと散りやすいです。足場、およびシートがあれば飛散は防げますが、今回の工事ではそれがありません。

 

シーリングが風で飛び散らないよう、出し方・量には気を付け、下を通る人がいれば作業を一旦止めることで、対処しました。

まとめ

 

シーリングの補修工事について、お客様は事前に情報収集をしっかりされていたそうですが、「期待通りに綺麗に仕上がってよかった!」と安心してくださいました。

 

サイディングボードから浮かないよう、シーリングの色選びにもこだわったのですが、その点にもご満足いただけたようです。

 

足場は、一面組むだけでも10万円くらいはかかります。むろん二面⇒三面⇒四面(一周)……となると、もっとです。

 

ただ今回のように、高所作業車を使用できる条件が揃った、部分的な補修工事の場合では、足場を組まずに作業して予算を抑えることが可能です。

 

補修の“質”を落とさずに、予算を抑える工夫ができるかもしれませんので、「(良い工事もしてほしいけど)予算が気になる」という人は、遠慮せず相談してみるといいと思います。

大阪市鶴見区で外壁のシーリング補修工事を行うなら、丁寧な工事が強みの『ヤマナミ』にお任せください!