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エレベーターピット内の防水工事 | 大阪市東成区

2022.09.10

エレベーターピット内の防水工事 | 大阪市東成区
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地域 大阪市東成区Uハイツ様
工事の種類 止水・防水
カ所 EV内
建物 RC造7階建て
築年数 約35年
広さ 約20㎡
値段 約45万円
期間 約3日間
人工 約10人工

基本情報

費用
約45万円
工期
約3日間 約10人工

施工内容

  1. 現地調査
  2. 洗浄
  3. 溜水くみ上げ
  4. 止水処理
  5. 防水材塗布1層目、2層目
  6. 仕上げ

今回は、ハイツの理事長様からのご依頼で、「エレベーターピット内に水が溜まることがよくある」とのことでホームページからご連絡を頂きました。

管理会社様の了承を得て現地調査をしてみると、梅雨時期でしたがあまり水は溜まっておらず、入隅(いりすみ)辺りが染みているような状態でした。

しかし、今後のこともあり、止水処理や防水処理をご要望いただき、工法や見積書を提出し、工事に至りました。

※エレベーターピット(EVピット):エレベータの箱の下の地下最下部にある空間。地下水や雨水の漏水で水が溜まることがあり、エレベーター本体が水に浸かってしまうと電気系統等の故障原因になります。

※入隅(いりすみ):壁の2つの面が出会うところの内側部分を言います。

エレベーターピット内の止水・防水工事内容

1.エレベーターピット内の状況確認

梅雨時期でしたがあまり水は溜まっておらず、エレベーターピットの入隅部分が水分で染みていることが確認できました。

2.洗浄

機械の油と思われる油分が床に付着しているので、この後の止水処理を効果的に行うために水でしっかり洗浄して油分を落とします。

3.溜水くみ上げ

今回は漏水が少なかったので、専用ポンプでのくみ上げではなく、職人の手でスポンジを使って水を吸い取っていきました。

洗浄作業で溜まった水をくみ上げた後、エレベーターピット内をヒートガンという強力なドライヤーのような機械を使って乾かしました。

次に、乾かした部分を観察して水分が染みてくる部分を見つけ、その部分をこの後に重点的に止水処理を行います。

今回は、床部分の機械が床から出ている付け根部分や、床の隅が水分で染みていました。

4.止水処理

止水処理を行います。水が漏れている部分に止水セメント(急結性高性能止水モルタル、メーカー:エレホン)を充填していきます。

この急結性高性能止水モルタルは粘着性が高く、接着力に優れた緻密な止水モルタルで、漏水箇所を速やかにふさぐことが可能です。

5.防水材塗布1層目、2層目

止水処理後に上の写真のように1層目の防水材を均一に塗布していきます。

1層目を塗ってから約3時間待ち、次に2層目を塗ります。(上の写真)

1層目(下塗り)、2層目(上塗り)の塗料は「水性エポキシ樹脂」を使っています。

色はライトグレーで、地下用の防水塗料で、地下からの水圧に強い(膨れにくい)タイプの防水塗料(エレホン エポミックス7000)です。

エレベーターピット内の止水・防水工事まとめ

今回の工事は、住人様のエレベーター使用頻度が少ない土曜日を3週に渡って使って工事を行いました。(実質工事期間は3日間)

幸いにも、まだ水が溜まる前の工事でしたので、建物やエレベーターの被害は小さく済みました。

工事完了後に写真を管理会社様にお見せして、エレベータ会社様による点検もありましたが、その後は水漏れがないとのことでした。

床や外壁にひび割れ等があると、そのような弱い部分から地下水や雨水がエレベータピット内に浸入します。

ひどいときにはエレベーターピット内に水が約20㎝の深さまで溜まり、エレベーターの電気系統が故障したりします。浸水がひどくなると、溜水をくみ上げるための機械ポンプが必要になったり、防水工事も大がかりとなり、工事費用も高くなってしまいます。

エレベーターピット内で少量でも水溜まりがあれば、すぐに雨漏り・防水工事の専門業者にご相談ください。

大阪市東成区でエレベーターピット内の防水工事をお考えなら、ヤマナミまでお気軽にご相談ください。