施工事例
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築40年バルコニーの雨漏りをシート+ウレタン防水工事で解決 堺市堺区
2022.12.26
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after
地域 :堺市堺区T様邸 (一軒家)
工事の種類:防水・シーリング
施工箇所 :2階バルコニー部
建物の種類:木造2階建て
築年数 :約40年
広さ :約8㎡
人員 :約5人工
基本情報
- 費用
- 約15万円
- 工期
- 約4日間
施工内容
- 清掃・室外機上げ
- プライマー材の塗布・通気シートはり
- 立ち上がり部へウレタン防水材を塗布・メッシュクロスはり
- 土間部へウレタン防水材を塗布(1層目・2層目)
- トップコート材による仕上げ
- 笠木のシーリング処理
堺市堺区の木造一戸建てにお住まいのT様より、バルコニーの防水工事のご依頼をいただきました。ウェブサイトからの新規お問い合わせです。
「バルコニーから1階に雨漏りがあります。40年間なにも(メンテナンス工事を)していないので、どこか傷んでいるかもしれません。今はブルーシートを敷き詰めて、簡易的に雨漏りを何とか防いでいます」とのお話でした。
ブルーシートを敷いているものの、強い雨の日となれば階下に雨水が滴るそうです。
バルコニーは、モルタルで仕上げられており、経年劣化によりクラックなどが見られました。
ほかに雨水の浸入経路としては、手すりの付け根部からも考えられます。
そこで今回は、バルコニーのウレタン防水工事や、手すり付け根部へのシーリングなどを提案し、工事に至りました。
今回のバルコニーの防水工事の流れ
以下で、今回のバルコニーの防水工事の流れを説明します。
【1】施工範囲を清掃し、室外機を上げる
まずは、施工範囲の清掃を行いました。
室外機の下まできちんと防水工事を行えるように、室外機を上げます。
今回は室外機を手すりの架台に置いて、手すりからベルトで固定する方法を取りました。
【2】プライマー材を塗り、通気シートをはる
モルタルの表面には細かいクラックが発生していたので、シーリング処理を施してから、全体にプライマー材を塗布しました。
バルコニーの下地がモルタルで、すでに雨漏りが発生しているということもあり、今回は通気シートを用いた防水工法を採用しています。
通気シートを防水層に挟むことで、夏場の防水層のふくれなど、コンクリートやモルタルの下地でよくありがちなトラブルが抑えられます。
【3】立ち上げ部にウレタン防水材を塗布し、メッシュクロスをはる
バルコニーの土間部よりも先に、立ち上げ部の防水処理を行います。
ウレタン防水材および、その補強のためのメッシュクロスを使用しました。
立ち上がり1層目に使うウレタン防水材は専用のもので、色など見た目は床用と同じですが、垂れにくくしっかり厚みを形成できるという特性があります(2層目は床用と同じ材料を使います)。
【4】土間部にウレタン防水材を塗る(1層目・2層目)
バルコニーの土間部に、ウレタン防水材を塗っていきます。
こちらが1層目を仕上げた後の様子です。続いて2層目も塗っていきます。
ウレタン防水材2層目を塗っている様子です。こうしてムラなくしっかりと厚みを形成していくことが、防水工事における大きなポイントとなります。
【5】トップコート材で全体を仕上げていく
ウレタン防水層が完成したら、トップコート材で全体を仕上げていきます。
トップコート材の塗布が完了しました。
【6】笠木の隙間をシーリングで処理する
笠木の隙間から、雨水が入ってくる可能性があります。
そのためシーリングで塞いで、雨水が入ってこないようにしました。
【7】完成
これで、今回の2階バルコニー防水工事は完了です。
今回は作業にあたって、お家の中に入らせていただきました。
2階バルコニーなら外から入れることが多いのですが、今回の現場はハシゴをかけてバルコニーに入るスペースが無かったからです。
お家の中を通らせていただくにあたり、お家の中が汚れないようにしっかりと養生をさせていただきました。
まとめ
その後の様子を確認させていただいたところ、雨漏りは無事に止まったとのことでした。「これから10年くらいは安心して過ごせそうです」といった旨のコメントをいただいております。
築40年も経つお家では、仮に雨漏りが発生していなくても、中の防水層に大きな傷みが生じている可能性は高いです。定期メンテナンスを頼んでいない場合は1度、防水のプロに点検してもらうことを推奨します!
バルコニーからの雨漏りに対処するなら実績豊富な『ヤマナミ』にお任せください!