施工事例
works
元の防水工事が不良?2階建てベランダのウレタン防水工事 藤井寺市
2023.01.25
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before
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after
地域 :藤井寺市
工事の種類:防水工事
施工箇所 :ベランダ部
建物の種類:鉄骨2階建て
築年数 :約20年
広さ :約12㎡
人員 :約4人工
基本情報
- 費用
- 約15万円
- 工期
- 約3日間
施工内容
- 既存ブロックの撤去
- 既存防水層の一部撤去
- プライマー材の塗布
- 目地、既存防水撤去部のシーリング処理
- メッシュクロス張り・ウレタン防水1層目の塗布
- 手すり天端に防水材を塗布
- ウレタン防水2層目の塗布・トップ材で仕上げ
藤井寺市のS様邸ベランダに、ウレタン塗膜防水工事(メッシュクロスあり)を行いました。
現場を確認させていただいたところ、防水工事は施されていたものの厚みが足りていなく、一部に塗膜の膨れ・破れがあることが判明しました。
今回の防水工事は予算に上限がありましたので、防水層の撤去は破損箇所だけに留め、ウレタン塗膜を重ねる工法を採りました。
ベランダのウレタン塗膜防水工事の流れ
では以下で、今回のウレタン塗膜防水工事の流れを解説していきます。
【1】既存ブロック(室外機の架台)を撤去する
防水工事をやり直すにあたって、ベランダに設置してある室外機などは除ける必要があります。
今回もその例に漏れませんが、上の写真のように室外機の架台として使用しているブロックが、床面に接着剤で固定されている状態でした。
このままでは綺麗に防水層を作ることができないため、くっついているブロックははつって撤去しました。
既存ブロックのはつり工事が完了した状態です。
【2】既存防水の膨れたり破れたりしている部分を撤去
既存の防水層の、膨れたり破れたりして脆弱になっている部分を、カッターを入れてめくっていきます。
防水層の状態によっては全部めくることもありますが、今回は脆弱箇所のみの撤去で対応できました。
【3】プライマー材を塗布する
ベランダの床全体に、防水のプライマー材を塗っていきます。
先の工程で土台が脆弱な部分は無くなっているはずですが、プライマーの塗膜のつき具合をみて、他に脆弱な箇所が残っていないか確認しながら作業を進めていきます。
今回は特に問題ありませんでした。
【4】目地・既存防水層との境などをシーリングで処理する
床の目地や既存防水をめくった境界などから水が入ってこないように、シーリング材で処理をしておきます。
【5】床面にメッシュクロスを張りつつ、ウレタン防水1層目を塗る
ウレタン塗膜防水層の補強材となるメッシュクロスを張りながら、ウレタン防水材の1層目を塗っていきます。
写真の手すり壁(幅木よりも上部)は、もう塗装が仕上がっているので、汚さないように気を付けながら塗布を行いました。
メッシュクロスは1回シワが入るとやり直すのが大変なので、シワがないように丁寧に置いて張ります。
【6】手すり壁の天端に防水層をつくる
手すり壁の天端にも、防水塗装を施していきます。
まずはプライマー材を、塗料の飛散防止のためにハケで塗っていきます。
プライマー材の塗布後は、ウレタン防水材を2回塗りしました。
ウレタン材を塗布した後は、トップ材を塗って仕上げました。
【7】床面にウレタン防水2層目を塗る
メッシュクロス張りが完了している床面に、ウレタン防水材の2回目を塗っていきます。
際(きわ)はハケで、広いところはローラーを使いました。
すでに仕上がっている部分に、ウレタン防水材がにじまないように気を付けます。
ウレタン防水材の塗布完了後、トップ材をローラーで塗って仕上げていきます。
トップ材の中には、防滑仕上用骨材(硅砂)を混ぜています。
骨材は作業中、材料を入れている容器の底に沈殿しがちなので、適宜混ぜ起こすことが必要です。
以上で、今回のベランダ防水工事は完了です。
まとめ
S様からは、「前の防水工事の仕上がりと全然ちがって、綺麗で驚いた!」といった旨のコメントをいただいております。
今回のお宅に限らず、“一応防水工事はしてあるけれどプロの目で見れば不足点が多々ある”という状態はよくあります。
「ネットで検索してみた写真と比べて、うちの防水は微妙な仕上がりかも?」と感じた場合は、1度プロの防水業者に相談してみるとよいかもしれません。
藤井寺市でベランダの防水工事をやり直すなら実績豊富な『防水市場 (株)ヤマナミ』にお任せください。