施工事例
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【築40年】マンションのベランダ・浴室の防水工事|予算15万円でできる範囲の防水を 大阪市住吉区

2023.01.18

【築40年】マンションのベランダ・浴室の防水工事|予算15万円でできる範囲の防水を 大阪市住吉区
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地域   :大阪市住吉区Fマンション2階1室
工事の種類:防水工事(ベランダをウレタン防水・浴室をFRP防水)
施工箇所 :浴室・ベランダ
建物の種類:鉄骨4階建て
築年数  :約40年
広さ   :浴室約4㎡・ベランダ約4㎡
人員   :約6人工

基本情報

費用
約15万円
工期
約3日間

施工内容

  1. 【ベランダ】既存防水層の処理・プライマー材の塗布
  2. 【ベランダ】ウレタン防水材の塗布(1層目・2層目)
  3. 【ベランダ】トップコート仕上げ
  4. 【浴室】下地調整材・プライマー材の塗布
  5. 【浴室】ガラスマット敷き・FRP樹脂防水材の塗布(1層目・2層目)
  6. 【浴室】トップコート仕上げ・シーリング処理

大阪市住吉区のマンションにてベランダ・浴室の防水工事を行いました。
「入居者の入れ替えがあるので、ベランダと浴室の防水をやり直してほしいです」と、これまでにも何度か依頼をくださっている、とある管理会社さんからのご依頼です。
まず、現場(マンションの2階の1室)を確認させていただきました。


ベランダの床面は、経年劣化が進んでいました。FRP防水が施されていますが、最後のメンテナンスから15年ほど経っているものと思われます。
また浴室は、壁も床も古くなっており、タイル目地のシーリング劣化も目立ちました。

マンションは築年数が古いため、家賃も安く貸し出しておられます。他の築古マンションでも同じだと思いますが、防水工事に大きな予算をかけることは難しいです。
そのため今回は、限られた予算のなかで最大限効果がある工法での防水を提案し、工事に至っています。

築40年マンションのベランダ・浴室の防水工事の流れ

以下では、今回の防水工事の流れを説明していきます。
ベランダはウレタン塗膜防水、浴室はFRP防水となります。

【1】既存の防水の膨れを処理してから、プライマー材を塗る

まずは既存の防水層で膨れが見られる部分を、カッターとケレン(やすり)を使って捲り、撤去しました。
しっかりくっついて機能している防水層は、今回無理に剝がしません。


ローラーで、プライマー材を塗布していきます。

【2】ウレタン防水材1層目・2層目を塗っていく


プライマーから約1時間後(プライマーが乾燥するまでの時間は、季節により変わってきます)、ウレタン防水材を2回塗りしました。
先に既存防水層を捲った部分には、わずかな段差(凹み)があるので、ウレタン防水材の1層目・2層目の工程でうまく厚みをつけ、周りと同じ高さになるように意識します。


こちらが、ウレタン防水剤の2層目を塗っている時の様子です。

【3】トップコートを塗り、ベランダの防水を仕上げる


ベランダウレタン防水の仕上げに、トップコートを塗っていきます。
ベランダの壁にはボードのようなものが使われていて、その鉄枠の下の隙間などが塗りにくい部分でしたが、余さずにきちんと塗り上げました。

また、手すり壁より外側はもう敷地外部で、下の道は通行人も多いため、塗料の飛散や落下物がないように気を付けました。

【4】下地調整材およびプライマー材を塗る

続いて、浴室のFRP防水工事です。
浴室全体の防水を行うと、工事が大規模になり予算も上がってしまうので、床全体と、壁は高さ1mまで(水がよく回る)の部分にのみ、防水塗装をすることとなりました。


ひび割れなど下地の劣化が進んでいたので、まずは下地調整材の一種「カチオンフィラー」と呼ばれる材料で、下地全体を整えます。
カチオンフィラーは、既存塗膜に対する付着性に優れ、耐ひび割れ・耐衝撃などの特性を持ちます。
カチオンフィラーの塗布後、プライマー材を塗りました。

【5】ガラスマットを入れながらFRP樹脂防水材を塗る


FRP工法の要とも言える補強材「ガラスマット」を入れながら、浴室用のFRP樹脂防水材を塗っていきます。

ガラスマットは、塗料を含侵(よく含ませる)させることで強度が出る補強材です。
ガラスマットの取り扱いは難しく、不用意に触るとすぐに破けてしまいます。
また、FRP樹脂防水材を上手に含ませることができないと、膨れたり毛羽だった状態で硬化してしまい、修正が大変になります。
平滑に、しっかりとFRP樹脂防水材を含ませることが、作業のポイントです。
それでもガラスの繊維感は残るので、研磨を少しかけて滑らかにします。


FRP樹脂防水材の2層目を塗っている様子です。

【6】トップコート材を塗り入隅部などのシーリング処理をして、防水工事完了


FRP樹脂防水材の塗布後、トップコート材を塗って仕上げました。
その他、扉の周りやタイルの入隅部など、割れてパカッとあいている状態のシーリングを、綺麗にやり直しています。
以上をもって、今回のマンション一室のベランダ・浴室防水工事は完了です。

「これでお風呂もベランダも安心!」とのお声

防水工事完了後、管理会社様からは「これでお風呂もベランダも安心して、入居者さんに使ってもらえる」といった旨のコメントをいただいております。

「限られた予算のなかで1番優れた防水工事をしてほしい」とお考えの方は、ぜひ『防水市場 (株)ヤマナミ』にご相談ください。