施工事例
works
隣接面のシーリングやり替え・外壁塗装|隣接住宅の建て替えタイミングで 大阪市東住吉区
2023.03.02
-
before
-
after
地域 :大阪市東住吉区
工事の種類:外壁塗装、シーリング
施工箇所 :外壁1面
建物 :木造3階建て
築年数 :約25年
広さ :約100㎡
工事の人員:約15人工
基本情報
- 費用
- 約50万円
- 工期
- 約10日間
施工内容
- 既存シーリングの撤去
- テープ養生・プライマー材の塗布・新しいシーリングの充填
- 外壁の高圧洗浄・下塗り
- 外壁の中塗り・上塗り
- 外壁水切り部へサビ止め材を塗布
大阪市東住吉区の住宅で、外壁(隣接面)のシーリングのやり替え・塗装を行いました。
5~6年前にも依頼を受けて、シーリング・外壁塗装を行ったのですが、その時はお隣の住宅と密接しているために、1面だけ工事ができませんでした。
今回あらためてシーリングやり替え・外壁塗装を行うのは、その残りの1面です。
工事できるようになった背景としましては、隣接していた住宅が売りに出されて、お客様でお買いになられたことがあります。そして古家は解体し、お客様のお母様のためのお家を新築されるということで、「新築工事のための足場があるうちに(以前はできなかった)残りの外壁のシーリング工事・外壁塗装をしてほしい」と、ご要望があった形です。
新築工事施工会社様と相談をして、足場を使わせていただくことを許可いただきました。その後、見積もり書を提出し、工事に至っています。
隣接面のシーリングやり替え工事・外壁塗装の流れ
それでは今回の、隣接面のシーリングやり替え工事・塗装の流れについて、説明します。
【1】既存の目地シーリングを撤去する
外壁サイディングボードの目地に入った、既存のシーリングです。
住宅が建って15年ほどの間、メンテナンスをすることができなかった面なので、既存シーリングには剥離や破断が見られます。(こうしたシーリングの劣化を放置していると、雨漏りの原因になります)
サイディングボードとシーリングの境界に綺麗にカッターを入れて、既存のシーリングを撤去しました。
サイディングボードにキズをつけないように慎重に、なおかつ側面に残らないようにしっかりシーリングを撤去することが必要になります。側面に古いシーリングが残っていると、新しいシーリングが剥離する原因になってしまうからです。
【2】目地に新しいシーリング材を充填する
テープ養生をした後、プライマー材をハケで塗っていきます。
テープを貼る部分が、表面に凹凸があるタイルでした。ですので、ざらざらした所へもくっつきやすい種類のテープを選び、なおかつしっかり上から押さえて、テープを密着させました。
そしてプライマー材は、しっかりと両側面に塗ることが大切です。(2面接着)
プライマー材の塗布の後、目地にシーリング材を充填しました。
目地に空気が入らないように、しっかりと打ち込んでいきます。
目地シーリングの仕上がりです。
【3】外壁の高圧洗浄後、下塗り材を塗る
シーリングを打ってから3日ほど経ち、シーリングが完全に乾いてから(夏であればもっと早く乾きます)、外壁の高圧洗浄を行いました。
高圧洗浄後、微弾性フィラーで下塗りを行いました。微弾性フィラーはその名前の通り、塗膜に弾性を持たせる働きがある下塗り材です。モルタル外壁にもよく使用されます。
隣のお家の新築が完成すれば、また外からは見えにくくなる部分ではありますが、色味は合わせています。
下塗りが完了しました。
【4】外壁の中塗り・上塗りを行う
水性シリコン系の塗料で、中塗りを行いました。
さらに同じ材料で、上塗りも行いました。
中塗りおよび上塗りが完了した、外壁の状態です。
目地の底も意識して、ムラなく塗ることが綺麗な仕上がりのコツです。また、塗料を縦方向に塗った後は横方向に塗って、平滑に仕上げています。
【5】外壁の水切り部にサビ止め材を塗る
最後に、外壁の水切り部(金属)に、サビ止め材を塗布しました。
サビ止め材の仕上がりです。以上の工程をもって、今回の工事は完了です。
まとめ
工事完了後、お客様からは「前回、隣接住宅の都合で仕方なく1面だけ工事できなかったことが、心残りでした。ですが、今回いいタイミングがあって工事できることになり、傷んでいたシーリングのやり替えも、外壁塗装も綺麗に仕上がったので良かったです!」といった旨のコメントをいただいております。