施工事例
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ベランダのウレタン塗膜防水工事で雨漏り改善|劣化が激しい排水口を改修 東大阪市
2023.07.07
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地域 :大阪府東大阪市
工事の種類:ウレタン塗膜防水工事
施工箇所 :ベランダ
建物の種類:鉄骨2階建て
築年数 :約40年
広さ :約30㎡
作業人員 :約6人工
基本情報
- 費用
- 約20万円
- 工期
- 約4日間
施工内容
- 排水口に改修用ドレーンを取り付け
- ベランダの床面にプライマー材を塗布
- ベランダの床面のクラックをシーリングで補修
- ベランダの床面にウレタン塗膜防水材を塗布
- ベランダの床面にトップコート材を塗布
当社が普段からお付き合いのある、東大阪市の塗装会社のM会社様より、足場を組んだうえでのベランダの防水工事・外壁補修工事・シーリング工事のご依頼をいただきました。
今回の記事では、ベランダのウレタン塗膜防水工事をクローズアップして、ご紹介いたします。
ベランダは、排水口などの経年劣化がかなり進んでいました。
こちらの排水口のまわりは、白っぽくガタガタになっています。これはモルタルが劣化したもので、以前に他社さんの工事で施工されたもののようです。
同じく、ベランダのクラックもモルタルで補修されてはいましたが、防水工事は施されていませんでした。
やはり現状、「あちこちから雨漏りがある」とのことです。
そこで今回はベランダについて、古くなった排水口を改修する工事、床のクラック補修およびウレタン塗膜防水工事を提案しました。
排水口の改修の仕上げとして、ストレーナー(ゴミ受け・フィルターのような役割の部品)の取り付けも行いました。
今回のベランダ排水口の改修・床のウレタン塗膜防水工事の流れ
それでは以下で、今回のベランダ排水口の改修工事、および床のウレタン塗膜防水工事の流れを説明します。
【1】排水口に改修用ドレーンを取り付ける
既存排水口の上から差し込む形で、改修用のドレーンを取り付けました。
ドレーンには蛇腹(じゃばら)のホースが付いているので、それをしっかり竪樋(たてとい)まで延ばします。
ホースをきちんと竪樋まで伸ばして、壁厚・床厚を越えて雨水を流すことが、雨漏りの対策となるためです。
排水口を取り替える工事は、かなり大がかりになってしまいます。しかしこの改修用ドレーンを使うことができれば、工事のコストを抑えつつ、雨漏りを防ぐことができます。
改修用ドレーンの周囲には、シーリングを施しました。
改修用ドレーンの四角い部分は鉛でできており、厚みがあるので、上から叩いて床面と馴染ませます。水勾配を逆転させないために、必要な工程です。
【2】ベランダの床面にプライマー材を塗る
ベランダの床面に、プライマー材を塗りました。
【3】ベランダ床面のクラックをシーリングで補修する
ベランダの床面に入っているクラックを、シーリング材で補修しました。
【4】ベランダ床面にウレタン防水材を塗り、メッシュクロスを張る
ベランダ床面の立ち上がり部から、ウレタン防水材を塗布していきます。
同時に、メッシュクロス張りも行いました。
立ち上がり部に使う塗料は、他の面に使う塗料よりも、垂れないようにやや硬めです。
立ち上がり部への防水材塗布・メッシュクロス張りが完了したら、真ん中の床部分へも塗装を広げていきます。
メッシュクロスが立ち上がり部から床面へと、綺麗に繋がるように作業をします。
ウレタン防水材2層目を塗布している様子です。
【5】ベランダ床面にトップコート材を塗る
ウレタン塗膜防水の仕上げに、トップコート材を塗ります。
以上の工程をもって、今回の防水工事は完了です。
先にも述べたように、改修した排水口には、ゴミ受けやフィルターとして機能する「ストレーナー」の取り付けも行いました。
まとめ
ウレタン塗膜防水工事完了後、お客様からは「以前に他の会社でやってもらった工事は、モルタル補修だけだったので不安が残っていました。今回はしっかり防水材で塗装してもらえたので、安心です!」といった旨のお声をいただきました。
あちこちで起こっていたという雨漏りも、今回の工事を機に止まったそうです。
補修にモルタルを使用している場合、今回のように白くガサガサになっていると、その時点で既にかなり水が入り込んでいることが想定されます。
そこまで劣化が進む前に、プロに工事を依頼することが、雨漏り防止の面では望ましいです。
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