施工事例
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ビル屋上の防水トップコート塗装工事|塩ビシート防水の上から施工 東大阪市
2023.08.02
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before
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after
地域 :東大阪市F会社様
工事の種類:防水トップコート塗装・シーリング
施工箇所 :屋上
建物の種類:鉄骨5階建て
築年数 :約20年
施工範囲 :床面トップ 約700㎡・笠木取り合い部シーリング 約150m
作業人員 :約20人工
基本情報
- 工期
- 約6日間
施工内容
- 洗浄
- 笠木・エキスパンションジョイントのシーリングやり替え
- 屋上にプライマー材を塗る
- 屋上にトップコート材を塗る(2回塗り)
東大阪市のF会社様屋上で、防水トップコート塗装工事・シーリング工事を行いました。
以前、F会社様屋上の“別の箇所”の防水・補修工事をさせていただいたことがあるので、「またお願いできますか」というように、今回も声がかかりました。
(ちなみに、別の個所というのは、古い別棟でした。雨漏り箇所を特定し防水・補修工事をして、雨漏りは止まりました。その実績を踏まえて、当社に再度お問い合わせくださったのだと思います。)
今回の施工箇所(屋上)の状態ですが、現状「塩ビシート防水」がされていました。
塩ビシート防水とは、塩化ビニール樹脂製のシートを接着剤や機械で貼り付け、防水層を形成する工法のことです。
塩ビシート防水の施工から20年ほど経っているものの、シートを貼り替えるほどの劣化は見られませんでした。
雨漏りの形跡は、数箇所ありました。
例えば、本館と増築部分が繋がっている箇所です。そのため、2つの建物を繋いでいるエキスパンションジョイントのシーリングのやり替えを提案しました。
さらに、室内の窓際付近の壁にも雨漏りの跡があったため、そこに繋がる笠木のシーリングもやり替えたほうがいいと提案しました。
そこで今回は先述のシーリングのやり替えのほか、「①ウレタン塗膜防水を施してからトップコートを施工する案」と「②トップコートのみ施工する案」の、2種の見積書をお出ししました。
他社さんの相見積もりもして検討された結果、当社にて「②トップコートのみ施工する案」を採用していただきました。
今回の屋上の防水トップコート工事の流れ
では以下で、今回の屋上の防水トップコート工事の流れを説明します。
工事にあたって、使用しておらず錆びてしまった配管を、防水上よくないために撤去していただくよう、お願いをいたしました。
今回、使用する材料です。
プライマー材は、塩ビシートの上から塗ることに適した、専用のプライマー材を選びました。
また、トップコートはよく使用するウレタン製のものです。お客様のご要望にあわせ、緑色の塗料を採用しています。
【1】洗浄
まずは、屋上全体の洗浄を行いました。
高圧洗浄機を使い汚れを押し流すほか、細かい汚れや頑固な汚れは、ブラシやゴムワイパーで洗浄しました。
特に、排水口の付近に汚れが溜まっていました。
綺麗に洗浄しないと、後の塗料の密着が悪くなり剥がれやすくなるので、丁寧に作業します。
【2】笠木・エキスパンションジョイントのシーリングやり替え
笠木のシーリングのやり替えを行いました。まずはテープ養生をして、シーリング材の密着性を高めるための、プライマー材を塗っていきます。
こちらはエキスパンションジョイントです。既存のシーリングは切れていて、その隙間から雨水が入り込んでいる可能性があったので、シーリングをしっかりやり替えておきます。
【3】屋上にプライマー材を塗る
先述した、塩ビシート専用のプライマー材を塗りました。
全体にムラなく塗ることが、綺麗な仕上がりのためのポイントです。
【4】屋上にトップコート材を塗る(2回塗り)
プライマー材の塗布後、今度は全体にトップコート材を塗りました。
やはり、ムラなく塗ることが大切です。
トップコート材の2層目を塗っている様子です。
以上の工程をもって、今回の屋上の防水トップコート塗装工事は完了しました。
まとめ
お客様からは、「綺麗になったのでよかったです。当分は安心できます」といった旨のお声をいただきました。
排水口まわりにゴミが溜まりやすい(実際、洗浄前はかなり溜まっていました)ので、こまめに掃除をするといいことをお伝えしました。
今回の屋上の防水のように、見た目に明らかな劣化がないと、「いつ防水を依頼すべきなのか?」が分からないと思います。
そんな時も、防水のプロに相談しましょう。あと何年くらい持ちそうか、行うとしたらどんな工事がいいか、適切なアドバイスをもらうことができます。
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