施工事例
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施設の大規模改修工事|破損した外壁の補修・塗装やバルコニーの防水など 西宮市
2023.10.24
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after
地域 :兵庫県西宮市
工事の種類:大規模改修工事
施工内容 :シーリング・防水・補修・塗装など
建物の種類:鉄骨3階建て
築年数 :約20年
施工範囲 :約550㎡(外壁)
作業人員 :約100人工
基本情報
- 費用
- 約450万円
- 工期
- 約1ヶ月
施工内容
- 足場を組む
- 外壁の欠損部分・膨れ部分などを補修する
- シーリングの打ち増し・打ち替え
- ケレンがけ
- 庇(ひさし)の塗装
- 鉄部の塗装
- 外壁の塗装
- 外階段の巾木(はばき)に防水材を塗布
- バルコニー部に防水材を塗布
- 基礎部分に防水材を塗布
兵庫県西宮市にある施設の担当者様から、大規模な改修工事の合い見積もり依頼がありました。
下見当日、設計士様や他の会社の担当者様と工事の内容を精査・確定し、見積書を提出しました。
約2週間後、外壁・補修・防水に強みがあることが幸いして、当社を落札していただきました。
施設は鉄骨3階建てで、大規模な改修工事を行うのは、今回が初めてです。
部分補修工事は、これまでに何回か行っています。
壁や窓から雨漏りがたびたびあるとのことで、確認させていただくと、ALC外壁にクラック(ひび割れ)があることが分かりました。
今回の施設の大規模改修工事の流れ
以下が、今回の施設の大規模改修工事の流れです。
施設は住宅街のなかにあるため、近隣住民様へのお知らせをしっかり行いました。
【1】足場を組む
建物の周りに、足場を組み立てました。
週末に来訪者が多い施設なので、これを避けて組み立て(+解体)を行っています。
養生シートの上辺は、該当部分を施工する時以外、強風対策のために三角形になるように縛っておきます。
【2】外壁の欠損部分・膨れ部分などを補修
外壁の欠損部などに、マーキングをしました。
目地の角部分が欠けていたり、ALCを留めているボルト部分が膨れているなどの、不具合がよく見られました。
外壁が膨れている部分を、はつりました。
はつった部分を、モルタル成形処理しました。
【3】シーリングの打ち増し・打ち替え
ALCの目地に、シーリングを打ち増ししました。
打ち替えではなく打ち増しにしたのは、撤去のためにカッターを入れるとALCが破損しそうだと判断したためです。
剥離が多いサッシまわりのシーリングは、打ち替えを行いました。
階段まわりのサイディングボードのシーリングも、打ち替えを行いました。
【4】ケレンがけ
ケラバ部のケレンがけを行いました。
ケレンがけは、ケラバ表面がボロボロしているのを綺麗にし、塗装の密着性を高める役割があります。
【5】庇(ひさし)の塗装
鋼板でできた庇(ひさし)に、サビ止め材を塗布しました。
庇に一部破損があったため、パテで補修しました。
(放っておくと、雨漏りのリスクがあります。)
庇の塗装が完了しました。
【6】鉄部の塗装
階段など、鉄部の塗装を行いました。
【7】外壁の塗装
外壁の破損部分の、下塗りを行いました。
専用のローラーでパターン(模様)づけをして、周りの壁と質感を合わせていきます。
外壁の下塗りを行いました。
中塗りの後、上塗りを行いました。
中塗り・上塗りの工程では、塗りムラがないように気を付けました。
特に足場板の上部と下部は、ムラになりやすいです。
外壁に、トップ材を塗布しました。
【8】外階段の巾木(はばき)に防水材を塗布
外階段の巾木(はばき)部分に、防水材を塗布しました。
踏板に使用されている塩ビシートに塗料が付かないように、注意して作業を行いました。
塩ビシートの周囲には、シーリングを施しています。
【9】バルコニー部に防水材を塗布
バルコニーに、防水材を塗布しました。
たくさんある室外機を吊り上げて、作業を行いました。
【10】基礎部分に防水材を塗布
建物の基礎部分に、防水材を塗布しました。
過去、エレベーターピットの外側の基礎にクラックが発生し、そこから雨水が浸入して(ピット内に水が)溜まったことがあることを踏まえ、今回の工事で防水材を塗ったほうがいいと判断しました。
以上の工程をもって、今回の施設の大規模改修工事は完了です。
まとめ
大規模改修工事の後、施設では雨漏りは発生していないとのことです。
築年数が10~15年くらい経つと、建物のどこかに傷みが出ていることが多いです。
例えば古いALC外壁には、クラックが発生しやすくなります。
放置すると傷みはひどくなり、雨漏りのリスクも上がるので、早めにプロに相談しましょう。
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