施工事例
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長年原因が分からなかった雨漏りを解決|屋根ケラバのシーリング工事・ベランダへの防水工事 大阪市阿倍野区
2023.12.07
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before
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after
地域 :大阪市阿倍野区
工事の種類:防水・シーリング・他
建物の種類:鉄骨3階建て
築年数 :約30年
施工範囲 :防水・防滑シート約19㎡
施工箇所 :ベランダ・他
作業人員 :約10人工
基本情報
- 費用
- 約35万円
- 工期
- 約10日間
施工内容
- 外壁のサッシまわりのシーリング処理
- 屋根ケラバの隙間へのシーリング処理
- ベランダへのウレタン塗膜防水処理
大阪市阿倍野区の鉄骨3階建ての住宅で、防水工事やシーリング工事などを行いました。
知り合いの塗装屋さんからの紹介です。
雨風が強い時に雨漏りが発生することで、長年悩んでおられました。
なお、実際はあわせて外壁全体の工事も行っていますが、今回の記事では外壁のサッシまわりとベランダに絞って、工事内容を紹介します。
シーリング工事については、外壁のサッシまわりのシーリングのやり替え、屋根ケラバの隙間へのシーリングの追加などを行いました。
屋根ケラバの隙間へは、本来シーリング処理は行いません。
しかし、以前から続いている雨漏りの原因が、この隙間からの雨水の浸入だと考えられたため、今回シーリング処理を施すことにしました。
ケラバはもっと広くとられているか、もしくは短くても水切りがピッタリと壁に付いていれば、雨漏りのリスクはあまりないのです。
しかし今回のお家のケラバは半端な長さしかなく、雨水が壁の中に入りやすい形状になっていました。
また、2階の屋根がケラバのすぐ下にあり、強い雨風の日は雨水が吹き上がってしまうことも、雨漏りの原因になったと考えられます。
ベランダの防水工事については、破損部の補修・改修用ドレーンの取り付け・ウレタン塗膜防水処理などを行いました。
仕上げは防滑シートをはり、端末は専用のシーリングで処理しています。
今回の防水工事・シーリング工事の流れ
それでは今回の防水工事、シーリング工事の流れを説明いたします。
【1】外壁のサッシまわりのシーリング処理
外壁のサッシまわりの、既存のシーリングを撤去しました。
アルミ製のサッシ枠に傷が付かないように、慎重にカッターの刃を入れました。
また作業にあたって、モルタル製の外壁の柄をつぶさないようにも注意しました。
既存シーリングを残さず撤去した後、サッシまわりに新しいシーリング材を充填しました。
サッシまわりのシーリングの仕上がりです。
【2】屋根ケラバの隙間へのシーリング処理
屋根ケラバの隙間に、プライマー材を塗布しました。
プライマー材には、後に施すシーリングの密着性を高める役割があります。
屋根ケラバの隙間に、シーリングを施しました。
隙間に幅があったため、スポンジ状の棒のようなバックアップ材を、先にしっかり入れています。
バックアップ材を入れることで、シーリング材が奥まで入り過ぎることを防ぎます。
シーリングをする際には、材料と形状によって、幅と深さの理想的な比率が決まっています。
それを守って施工しないと、シーリング材が乾いて引っ張り合ってしまい、剥離してしまうのです。
また今回は、隙間に幅があっても柔軟に対応することができる、変性シリコンのシーリング材を使用しています。
屋根ケラバの隙間の、シーリングの仕上がりです。
【3】ベランダへのウレタン塗膜防水処理
ベランダは2階と3階で、計3箇所ありました。
まずは、後に塗るウレタン防水材の密着性を高めるための、プライマー材を塗布しました。
プライマー材の後、ウレタン防水材を塗布しました。
ウレタン防水材の後、トップ材を塗布しました。
仕上げに防滑シートをはったことが、今回の工事の特徴です。
防滑シートは防水層の保護になるほか、見た目を綺麗にできるというメリットがあります。
まとめ
今回の防水工事・シーリング工事の結果、長年続いていた雨漏りは止まりました。
雨漏りの原因が分からず困っておられましたが、無事に解決できてとても喜んでくださいました。
ウレタン塗膜防水はトップ材で仕上げとすることもできますが、今回のように防滑シートをはることもできます。
予算や見た目のイメージ、機能面をふまえて検討してみるとよいでしょう。
塗装屋さんでも分からない雨漏りの原因を突き止めるには、やはり防水専門の業者に相談してみることが最善です。
雨漏りしていなくても、最後のメンテナンスから10~15年経過していたら、1度相談してみましょう。
→ 大阪市阿倍野区などで雨漏りにお困りなら実績豊富な『防水市場(株)ヤマナミ』にご相談ください。