施工事例
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施設屋上の防水工事|塩ビシート機械固定工法など 茨木市

2024.02.20

施設屋上の防水工事|塩ビシート機械固定工法など 茨木市
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地域   :大阪府茨木市
建物の種類:鉄筋RC造2階建て
築年数  :約30年
工事の種類:塩ビシート防水・ウレタン塗膜防水
施工箇所 :屋上部等
広さ   :約650㎡
作業人員 :約80人工

基本情報

費用
約550万円
工期
約1ヶ月

施工内容

  1. 下地調整
  2. パラペット部にウレタン塗膜防水
  3. 絶縁シートを貼る
  4. 鋼板の取り付け
  5. ディスクの取り付け
  6. 塩ビシートを貼る
  7. 脱気筒の取り付け
  8. 塩ビシートのジョイント部の処理
  9. エアコン配管部の補修

大阪府茨木市の鉄骨RC造2階建ての施設にて、屋上の塩ビシート防水工事・ウレタン塗膜防水工事を行いました。

施設の築年数は約30年で、屋上について大規模な修繕工事を行うのは、今回が初めてとのことでした(外壁の工事は、都度実施されていました)。

屋上の防水の劣化が原因とは言い切れませんが、少し雨漏りがあり、屋上に水溜まりが発生していることが悩みでした。

今回の防水工事について、工法などは施設様が依頼されている設計事務所様が決定されました。
現地調査は、相見積の3社(当社含む)が、設計事務所様と相談をしながら行いました。

最終決定も設計事務所様で、当社が最安値ということで選ばれました。


工事前の水溜まりの状況です。

既存の防水はゴムシートでした。
ゴムシート防水は、シートを重ねた部分の段差によって、くぼみが生じてしまうことが多く、そこに水が溜まりがちです。

今回の屋上の防水工事の流れ

それでは以下で、今回の塩ビシート防水工事・ウレタン塗膜防水工事の流れを説明します。

なお工事は、騒音に配慮するために、土日祝を避けて進めました。
工事の期間は、約1ヶ月です。

【1】下地調整


指定された下地調整材(カチオン)で、屋上のくぼんだ部分の嵩上げを行いました。

定規を使って、周囲とのレベル差を計測し、どの部分をどの程度嵩上げするのかを、慎重に検討しました。

下地調整材は、乾くと体積が減ります。
数度塗り重ねて、レベルを調整しました。

【2】パラペット部にウレタン塗膜防水


パラペット部に、ウレタン防水材を塗りました。
上の写真は、中塗りの様子です。


上の写真は、上塗りの様子です。

【3】絶縁シートを貼る


今回の防水工事の工法は、「塩ビシート機械固定工法」というものです。
塩ビシートによる防水の場合に、よくこの工法が採用されます。

まずは上の写真のように、絶縁シートを貼りました。
絶縁シートには、既存の防水資材の成分が、次の塩ビシートに移り影響することを防ぐ役割があります。

固定は後の工程で行いますが、この段階でもボンドを使い仮固定をしておきます。


後に固定用のディスクを取り付けるための、穴開けを行いました。指定の間隔(ピッチ)を守ります。

【4】鋼板の取り付け


今回は指定があり、溝部や入隅部、立ち上げ部などに鋼板を取り付け、固定しました。


ドレーンの取り付けも行いました。

【5】ディスクの取り付け


防水を固定するための、ディスクの取り付けを行いました。

【6】塩ビシートを貼る


立ち上げ部に、塩ビシートを貼りました。
ライスターという熱風を出す工具で、シートの裏を溶かし、鋼板に接着・固定します。


屋上全体にも、塩ビシートを貼りました。


先に取り付けたディスク部分を機械で温めて、シート裏を溶かすことで、固定しています。

【7】脱気筒の取り付け


塩ビシートの下にある空気を逃がすための、脱気筒の取り付けを行いました。


脱気筒の周りにも、塩ビシートを被せます。

【8】塩ビシートのジョイント部の処理


塩ビシートのジョイント部は、溶着剤で溶かして貼り付けます。


その後、ジョイント部専用のシーリング材を充填しました。

【9】エアコン配管部の補修


エアコンの配管部について、工事前は上の写真のように、鋼管の保温材がなくなりテープも劣化していました。
このような劣化は、雨漏りの原因となります。


保温剤を新たに入れ、テープを巻きなおして補修を行いました。


以上の工程をもって、今回の屋上の防水工事は完了です。

まとめ

工事完了後、雨漏りは無事に止まりました。

今回の防水工事の保証は10年ですが、15~20年もっている事例も多いです。

塩ビシート防水は、経年劣化が進むと、シートが硬化して縮み、隅から浮いてきます。
硬化に気付いた段階で、補修工事を依頼するのがよいでしょう。

建物のメンテナンスについては、築15年程度が経ったら、1度専門業者にみてもらい、どこから修繕するのがよいか、計画を立てていくことをオススメします。