施工事例
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バルコニーのウレタン防水の補修工事|膨れている箇所をめくりシーリング補修・ウレタン塗装・トップ材仕上げ 岸和田市
2024.04.30
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before
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after
地域 :岸和田市
建物の種類:鉄骨2階建て
築年数 :約20年
施工箇所 :バルコニー部
工事の種類:ウレタン防水の補修
広さ :約10㎡
作業人員 :約2人工
基本情報
- 工期
- 約2日間
施工内容
- 膨れている箇所をめくる
- プライマー材を塗布する
- めくった箇所をシーリング補修する
- ウレタン防水材を塗布する
- トップ材を塗布する
大阪府岸和田市にて、ウレタン防水の補修工事を行いました。
建物は、築20年の鉄骨造2階建てです。
お客様より、「防水層の一部に膨れがある」とご連絡をいただき、現地調査に伺いました。
膨れは、特に日射の強い日に見られるそうです。日射で中の空気が膨脹するためでしょう。
表面に、何か重たい物を引きずった跡のような傷が見られたので、これが膨れの原因ではないかと思われました。
(重たい物を引きずると、防水層の接着が剥がれて、その隙間に空気が入ってしまいます。)
膨れを放置すると、いずれは破れてしまい、雨漏りする原因となってしまいます。
そこで今回は、膨れている箇所をめくり、シーリング処理を施し、全体にウレタン防水材を塗りトップ材仕上げをする工事を提案しました。
今回のウレタン防水の補修工事の流れ
それでは、以下で今回のウレタン防水の補修工事の流れを解説します。
【1】膨れている箇所をめくる
まずは、膨れている箇所をめくる作業を行いました。
カッターナイフを使い、膨れている部分より広めにカットします。
【2】プライマー材を塗布する
下地を整え、後の材料の密着性を高めるための、プライマー材を塗布しました。
【3】めくった箇所をシーリング補修する
ウレタンのシーリング材で、先ほどめくった部分が平滑になるように補修しました。
【4】ウレタン防水材を塗布する
立ち上がり部分も含め、全体にウレタン防水材を塗布しました。
【5】トップ材を塗布する
防水層の劣化を防ぐ役割などを持つ、トップ材を塗布しました。
トップ材の塗布で、今回のウレタン防水の補修工事は完了です。
膨れはなくなり、綺麗な見た目となりました。
まとめ
膨れが解消され、お客様は大変安心してくださいました。
膨れの再発を防ぐため、「重たく硬い物は引きずらないほうがいいですよ」とアドバイスさせていただきました。
防水されたバルコニーに硬い物・重たい物を載せる場合は、何かクッションになる物を敷いた方がいいでしょう。
今回の工事のポイントは、膨れ箇所のシーリング処理のあと、すぐにトップ材で仕上げるのではなく、トップ材の前に全体的なウレタン塗装を行った点です。
防水層全体が一体化し、より防水の安心度が高くなります。
防水層が膨れている場合、自分で直そうとする人もいらっしゃいますが、適切な補修は案外難しいので、プロのアドバイスをもらうほうがいいです。
今回は部分的な補修でしたが、もっと年数が経過している場合、全体的なやり替えのほうが安心できます。
なお、今回の工法は5年保証ですが、メッシュクロスが入る工法であれば10年保証になります。