施工事例
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ベランダから雨漏り!クラックの補修・ウレタン塗膜防水工事で解決 堺市西区
2024.06.03
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地域 :堺市西区
建物の種類:鉄骨2階建て
築年数 :約20年
施工箇所 :2階ベランダ部
工事の種類:防水工事
広さ :約25㎡
作業人員 :約10人工
基本情報
- 費用
- 約30万円
- 工期
- 約5日間
施工内容
- 既存の目地を撤去する
- クラックをVカットする
- プライマー材を塗布する
- クラック・目地にシーリング処理を行う
- クラックに樹脂モルタル成形処理を行う
- 排水口へ改修用ドレーンを取り付け、メッシュクロスで補強する
- メッシュクロスを貼り、ウレタン防水材を塗布する
- トップ材を塗布する
堺市西区で、ベランダのウレタン塗膜防水工事を行いました。
建物は鉄骨2階建てで、築年数は約20年です。
お付き合いのある塗装屋さんから、「雨漏りがあるお家がある」とご相談をいただき、依頼に至りました。
塗装屋さんからは、防水工事に関しては当社にご相談があることが多いです。
現状の土間(表面:モルタル)にはクラックが多くあり、これが雨漏りの主な原因だと考えられました。
クラックが多数入っているのは、「建物の揺れ」が影響したものと思われます。
バルコニーは揺れの影響を受けやすいL字型です。
L字型は建物が揺れた際、バルコニーにねじれが発生するためクラックが入る場合が多いです。
また、周囲の道路は大型車が頻繁に通り、その振動が建物に伝わります。
クラックに対してはVカットを施し、シーリング処理を行い、樹脂モルタル成形処理を行いました。
そして排水口部へは、改修ドレーンを取り付けました。
タテ型で入口が狭いため、加工処理し、メッシュクロス補強を多めに施しました。
今回のベランダ防水工事の内容
それでは以下で、今回のベランダ防水工事の内容を紹介します。
【1】既存の目地を撤去する
伸縮目地に入っている目地棒など、既存の目地を撤去しました。
(伸縮目地が入っている場合、通常クラックが入りにくいですが、今回のベランダは先述したように「揺れ」の影響を多く受けていたため、クラックが多く入ってしまいました。)
【2】クラックをVカットする
クラックのVカットを行いました。
Vカットは、後のシーリング材をしっかり充填できるように、溝の幅をあえて広げる作業です。
【3】プライマー材を塗布する
土間全体に、プライマー材を塗布しました、
プライマー材は、後の防水材の密着性を高めるための、材料です。
Vカットをしたクラック部にも、丁寧にプライマー材を塗布しました。
【4】クラック・目地にシーリング処理を行う
クラック、および目地にシーリング処理を行いました。
使用しているのは、揺れに追従性がある材料です。
【5】クラックに樹脂モルタル成形処理を行う
シーリング処理したクラック部に、樹脂モルタル成形処理を施しました。
写真のように、コテを使って馴染ませていきます。
樹脂モルタルは、軽くて丈夫な素材です。
【6】排水口へ改修用ドレーンを取り付け、メッシュクロスで補強する
排水口に改修用ドレーンを取り付け、メッシュクロス補強を行いました。
特殊な形のドレーンなので、メッシュクロスを多めに使い、しっかりと補強します。
メッシュクロスで補強すると、防水層にクラックが入りにくくなる、塗膜が剥がれにくくなるといったメリットがあります。
【7】メッシュクロスを貼り、ウレタン防水材を塗布する
立ち上がり部などにメッシュクロスを貼り、ウレタン防水材(1層目)を塗布しました。
さらに、ウレタン防水材(2層目)を塗布しました。
【8】トップ材を塗布する
仕上げに、トップ材を塗布しました。
以上の工程をもって、今回のベランダの防水工事は完了です。
まとめ
工事の結果、雨漏りは無事に止まりました。
お客様は、クラックがすべてなくなったことに、大変安心されていました。
今回の工事のポイントは、やはりクラックを丁寧に処理したことです。
クラックを処理しないで防水工事を行う業者もありますが、それでは雨漏りが止まらなかったり、防水が長持ちしなかったりします。
今回のように土間がモルタルで、クラックがある場合、雨漏りが始まる前に補修工事・防水工事を行うことをオススメします。