施工事例
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借家の雨漏りを止めるためのバルコニー防水工事・外壁の補修工事 東大阪市

2024.07.01

借家の雨漏りを止めるためのバルコニー防水工事・外壁の補修工事 東大阪市
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地域   :東大阪市S様邸
建物の種類:鉄骨造3階建て
築年数  :約45年
工事の種類:防水・補修など
施工箇所 :3階バルコニー部・外壁一部・波板
作業人員 :約6人工

基本情報

費用
約20万円
工期
約4日間

施工内容

  1. モルタルや既存のゴムシート防水を撤去する
  2. 下地の目地など隙間をシーリングで処理する
  3. プライマー材を塗布する
  4. ウレタン防水材を塗布する
  5. トップ材を塗布する
  6. 外壁の破損部をシーリング処理する
  7. 波板を一部張り替える

大阪府東大阪市で、バルコニーの防水工事・外壁の補修工事を行いました。

サイトをご覧になられた借家のオーナー様から連絡をいただき、「貸している家の2階の天井や壁の上部から、雨漏りしている」とのご相談があり、現地調査に伺いました。
雨漏りは、降雨量が多い時に発生するとのことでした。

借家の2階の上部には、3階のバルコニーが設けられています。
このバルコニーの床について、雨漏りを抑えるために、オーナー様自身でモルタル補修を行われたそうですが、防水機能は無いものと思われました。
また、外壁の一部にクラック(ひび割れ)などが見られました。

こうしたことから、バルコニーの床の防水やり替えと、外壁の破損部へのシーリング処理などを提案し、工事に至りました。

上記に加えて、3階バルコニーに設置してある庇(ひさし)の波板が一部剥がれていたため、その部分への波板張り替えも行いました。
今回の工事について、「費用を抑えたい」というご希望がありました。

今回のバルコニー防水工事・外壁の補修工事の流れ

それでは以下で、今回の工事の流れを解説します。

現場が3階バルコニーであり、費用の関係で足場を組まないため、室内を通らせていただくことになりました。
入居者様と日にちを調整し、工事にあたっています。

【1】モルタルや既存のゴムシート防水を撤去する


このモルタルが、オーナー様ご自身で施工したものです。

先に述べたように、防水機能は無いため、防水やり替えのためにはつりました。
ハンマーで叩いて、少しずつ割っていきます。


モルタルの下には、本来の防水層(ゴムシート)がありました。
ゴムシートも劣化が進んでいるため、めくっていきます。


ゴムシートの撤去が完了した様子です。
塗装されたモルタル下地が露出しました。

【2】下地の目地など隙間をシーリングで処理する


モルタル下地の目地や、手すりの足元の隙間をシーリングで処理しました。

【3】プライマー材を塗布する


モルタルの下地に、プライマー材を塗布しました。
プライマー材には、後に塗る防水材の密着性を高める役割があります。

【4】ウレタン防水材を塗布する


手すりの天端に、ウレタン防水材を塗布しました。


ウレタン防水材の1層目を塗布しました。


ウレタン防水材の2層目を塗布しました。

【5】トップ材を塗布する


トップ材を塗布しました。

【6】外壁の破損部をシーリング処理する


モルタル外壁に開いていた穴を、シーリングで処理しました。


モルタル外壁に入っていたクラックも、シーリングで処理しました。

スペースの都合で、Vカットができない状況だったため、しっかりと盛るように処理しました。
盛ってシーリング処理を行うと、簡単には取れません。

【7】波板を一部張り替える


波板が外れてしまっていた部分です。

外れていない波板についても、波打っている状態のため、本来なら張り替えたほうがいいですが、今回の工事では費用を抑えることを優先するために、張り替えは見送りました。


既存の波板と端を重ねて、新しい波板を張りました。
以上の工程をもって、今回の工事は完了です。

まとめ

工事の結果、雨漏りは無事に止まりました。

オーナー様は、「やはり素人判断ではダメだったんですね、任せてよかったです」と仰っていました。
今回の工事の結果を受けて、オーナー様が持っている別の物件の工事も請け負うことになりました。

今回の工事のように、「自分で補修してみたけど雨漏りが止まらない」という場合は、防水のプロに相談することがオススメです。