施工事例
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剥がれかけの板金からの雨漏り!下地の補強・板金の新設で無事に解決 東大阪市
2024.09.20
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地域 :東大阪市
築年数 :約50年
建物の種類:木造2階建て
施工箇所 :屋根一部
工事の種類:板金工事・下地やり替え工事
作業人員 :3人工
基本情報
- 費用
- 約12万円
- 工期
- 1日間
施工内容
- 既存の板金をめくる
- 下地を補強する
- ルーフィングシートを張る
- 板金を新設する
東大阪市の築50年の木造2階建て住宅にて、屋根一部の板金工事・下地やり替え工事を行いました。
お客様から「屋根の板金が剥がれていて、その下の部屋に雨漏りしている」とご相談をいただき、現地調査に伺いました。
2階のルーフバルコニーから大屋根に上がり、確認してみたところ、確かに板金は劣化して剥がれかかっていました。
増築によって建物の形状が複雑になっており、板金の収まりが悪くなっていることが、雨漏りの原因の1つだと推測できました。
また外れかけている板金を確認したところ、下地も傷んでいることが確認できました。
雨漏りを止めるため、板金工事・下地やり替え工事を提案し、工事に至りました。
今回の板金工事・下地やり替え工事の流れ
以下で、今回の工事の流れを解説します。
【1】既存の板金をめくる
まずは、既存の板金をめくりました。
下地が露出し、水を含んで強度を失っていることが分かります。
すぐ横はお隣さんの敷地なので、部材や道具が落下しないように、細心の注意を払いました。
【2】下地を補強する
使える下地は残して、上から補強を行いました。
補強に用いたのは、構造用の合板です。
【3】ルーフィングシートを張る
防水効果がある、ルーフィングシートを張りました。
ルーフィングシートは、雨水が入り込まないように、壁際まで回し込んで張ります。
ルーフィングシートを張る際のポイントは、勾配の下から張って、逆勾配にならないようにすることです。
逆勾配になってしまうと、そこに水が溜まって、新たな雨漏りの原因となります。
【4】板金を新設する
板金の新設を行いました。
外側の垂れ下がりが、以前の板金よりも長めになっています。これは、雨水が入り込まないようにするためです。
雨が入らないように、また強風で板金がめくれないように、シーリングもきっちり施します。
ビス打ちをして、そのビスの頭にも、シーリングを打ちました。
以上の工程で、今回の板金工事・下地やり替え工事は完了です。
まとめ
今回の工事の結果、無事に雨漏りは止まりました。
お客様は、「あまり使っていない部屋だったので、水のシミがあることはあまり気にしていませんでした。でもある日大雨が降り、雨漏りがして驚きました。今回の工事で無事に雨漏りが止まったので、安心です」と仰っていました。
下地がどういう状態まで劣化しているのか、既存の屋根材をめくるまで正確には分からないものですが、今回は当社の長年の経験によって、劣化具合を想定しており、実際のところその想定どおりでした。
この想定が甘いと、見積価格を上昇させてしまうことになりますが、適正な予測により価格を抑えて、工事を実施することができました。
今回のように、増築部分があるお家・古いお家では、雨仕舞(あまじまい)の収まりがよくないケースや、板金自体が錆びやすいトタンになっているケースがよくあります。
現在の板金は、ガルバリウム鋼板という錆びにくい材料を用いるため、登ってチェックできる環境であるなら、雨漏りしていなくても専門業者に1度見てもらうのがよいでしょう。
もしも雨漏りが既に発生しているなら、補修が遅くなればなるほど、下地の傷みは進行して修理の費用は高くなってしまうため、なるべく早く専門業者に相談することをオススメします。