施工事例
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ビルの1階で雨漏り!「ブリッジ工法」で厚みのあるシーリングを打って解決 大阪市阿倍野区

2024.12.06

ビルの1階で雨漏り!「ブリッジ工法」で厚みのあるシーリングを打って解決 大阪市阿倍野区
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地域   :大阪市阿倍野区Mビル様
建物の種類:RC造4階建て
築年数  :約40年
工事の種類:シーリング
作業人員 :約6人工

基本情報

費用
約15万円
工期
約4日間

施工内容

  1. 養生して、バックアップ材を貼る
  2. プライマー材を塗る
  3. シーリングを打つ

大阪市阿倍野区のRC造4階建てのビルで、雨漏りを止めるためのシーリング工事を行いました。
これまでにも何度か、外壁や屋上防水のことなどで、ご依頼をいただいています。

今回は、デイサービスの施設が入っている1階にて、「雨漏りが起きている」とのことでした。
これまで工事させていただいていた箇所とは別の箇所です。

現場を確認したところ、雨漏り箇所は2箇所ほどで、落ちてくる水をバケツで受けて対応している所もありました。

1階の上は、バルコニーになっていました。ほとんど使っておらず、室外機の置場として機能しているようです。

過去に他社様で修繕工事を行われたそうですが、その方法があまり一般的ではないもので、元々防水工事が施されている床面全体が、板金によって覆われていました。

しかも、継ぎ目のシーリングは「ブリッジ工法」を採用しておらず、3年程度で劣化が始まってしまうものでした(板金は熱を持つため、一層シーリングの劣化を早めてしまいます)。

「ブリッジ工法」とは、高さ1cmのバックアップ材を表面に貼って、その間にシーリングを入れて、後でバックアップ材を剥がして完成する工法のことです。

1cmほど盛り上がった見た目で仕上がり、シーリングの層がそのぶん分厚くなることが特徴で、熱による劣化を起こしにくく、千切れにくくなります。

シーリングの劣化は進んでおり、隙間が多く見られました。

こうした隙間などから雨水が浸入していると考えられたため、先に述べた「ブリッジ工法」によるシーリング処理を施す見積書を提出し、工事に至りました。

今回のシーリング工事の流れ

では以下で、今回のシーリング工事の流れを解説します。

なお、工事中は室内に影響はなく、いつも通りに使っていただいています。
また、足場は不要で、外側(ビルの駐車場)からハシゴを立てて作業しました。

もちろん、お客様へは事前に相談し、了解を得ています。

【1】養生して、バックアップ材を貼る

シーリング箇所に、テープ養生を行いました。
シーリングを切れにくくするために、板金の継ぎ目の幅よりも、広めの幅を取ってあります。

写真の青い線が養生で、グレーの線がバックアップ材です。

【2】プライマー材を塗る

シーリング箇所に、プライマー材を塗布しました。

【3】シーリングを打つ

シーリング箇所に、シーリングを打っていきます。

外壁と板金の境目にも、シーリングを施しました。

シーリングを、打ち終えたところです。

養生と、バックアップ材を剥がしたところです。
シーリングが1cmほど厚みを持って完成していることが、分かると思います。

以上の工程で、今回のシーリング工事は完了です。

まとめ

今回のシーリング工事の結果、無事に雨漏りは止まりました。

お客様は、他社様による以前の工事の内容を、あまり把握されておらず、「なぜ雨漏りするのかな?」と疑問に思われていたそうですが、当社による工事の事前説明には、とても納得されたようです。

「ブリッジ工法」によって厚みのあるシーリングを施すので、簡単に切れることはないことをお伝えすると、安心されていました。

今回の工事前の状況のように、バルコニーを修繕する方法として「板金で覆う方法」は選択肢としては存在しますが、あまりオススメではありません。
板金で覆ってしまうと、元々の部分が傷んでいても対応ができず、雨漏りの原因が分かりづらく、対処もしづらくなります。

最初の造りを維持して、「防水工事をする方法」で修繕するほうがよいでしょう。

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