施工事例
works
換気フードにプラスチック板を取り付け+配管廻りのシーリング処理で雨漏りを止める 大阪市旭区
2025.02.13


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before
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after
地域 :大阪市旭区
工事の種類:漏水対策工事
施工箇所 :外部(換気フード廻り・配管廻りなど)
作業人員 :約2人工
基本情報
- 費用
- 約7万円
- 工期
- 約1.5日間
施工内容
- 換気フードにプラスチック板を取り付ける
- 配管廻りのカバーを外し、シーリングを施す
大阪市旭区のM様邸で、漏水対策工事(換気フード廻り・配管廻りなど)を行いました。
M様邸は、以前に外壁塗装や屋上防水を行わせていただいたお家で、1階がRC造・2~3階が木造となっています。
今回は、「1階の一部に漏水がある」とお聞きし、現地調査に伺いました。
(数年前に、住宅を建てた工務店さんに相談したところ、サイディングを張る工事を実施され、一時は雨漏りが止まったものの、再発してしまったとのことでした。)
漏水箇所は1階のRC造部分の、以前には施工していない箇所です。
サーモセンサーで確認すると、水の流れが青く表示されました。
1階の天井点検口から確認したところ、配管廻りなどに雨漏りの形跡が見られました。
さらに外壁を確認したところ、雨水の浸入が考えられる配管廻りが、換気フードを加工したもので覆われていることが分かりました。
また、換気フードの下部から、雨水が入ってきていることも疑われました。
よって、
・換気フードの4分の3程度にプラスチック板を取り付ける
・配管廻りの換気フード加工物を取り外し、シーリングを施す
上記の施工内容を提案し、工事に至りました。
今回の漏水対策工事の流れ
以下で、今回の漏水対策工事の流れを、解説します。
【1】換気フードにプラスチック板を取り付ける
吹き上がってくる雨水の浸入を防ぐため、換気フードの4分の3程度に、プラスチック板を取り付けました。
【2】配管廻りのカバーを外し、シーリングを施す
配管が室内に入る箇所にカバーがしてありましたが、ほぼ機能していなかったので、取り外しました。
既存のシーリング処理が甘かったため、新しくシーリング処理を施しました。
周辺の数箇所も、同様にシーリング処理しています。
以上の工程をもって、今回の漏水対策工事は完了です。
まとめ
工事から1年以上が経過していますが、今のところ雨漏りは見られません。
(M様は中古でこの住宅を購入されたため、住宅の詳しい造りや配管廻りのシーリングの甘さなどを、ご存じでなかったようです。)
今回の現場のポイントは、配管をカバーしているつもりが、それはほとんど機能しておらず、実は根元から雨水が入っていることでした。
むやみにカバーで覆うのではなく、根元をしっかりシーリング処理することが大切です。
今回のような中古の混構造(RC造+木造など)の住宅では、構造の繋ぎ目で漏水が発生しやすいです。
お家を建てた業者に相談したとしても、適切に対処してくれるとは限らない(自社の責任であるとみなさない場合が多い)ため、防水に強い別の業者に相談することをオススメします。