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築5年なのに漏水が発生!RC造2階建のバルコニーの床や外壁一部へのクリアー防水で解決 芦屋市

2025.04.18

築5年なのに漏水が発生!RC造2階建のバルコニーの床や外壁一部へのクリアー防水で解決 芦屋市
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地域   :芦屋市
建物の種類:RC造2階建て
築年数  :約5年
工事の種類:防水・下地補修・塗装
施工範囲 :約95㎡(床80㎡+内壁15㎡)
作業人員 :約15人工

基本情報

費用
約90万円
工期
約6日間

施工内容

  1. ルーフバルコニー内壁のクラック補修・塗装
  2. バルコニー床のシーリング処理・クリアー防水塗装
  3. 外壁一部へのクリアー防水塗装

芦屋市にお住まいのN様より、「1階のガレージの天井から漏水がある」とご相談があり、現地調査に伺いました。

ガレージの天井には、エフロレッセンスが発生していました。

エフロレッセンスとは、コンクリートやモルタルの表面に発生する白い析出物のことで、「白華」とも呼ばれます。
コンクリートの劣化の指標の1つで、美観を損なう原因にもなります。

エフロレッセンスは、どこかから水が回ってきて、コンクリートの成分が水分に反応した結果、発生します。

天井の上はルーフバルコニーになっており、床にはタイルが貼ってありました。

ルーフバルコニーの内壁にはクラックが数箇所あり、エフロレッセンスも発生していました。

上の写真の変色箇所が、エフロレッセンスです。
乳化しているのとサビが混じって黄色になり、美観を損ねていました。

詳しくお話をうかがうと、漏水は新築時から発生しており、一度他の業者さんに防水工事をお願いしたそうです。
しかし漏水は止まらず、ルーフバルコニーの内壁にクラックまで発生してきたため、「他の業者を探してみよう」とされたところ、Webで当社を見つけてくださったとのことでした。

漏水の原因は断定はできませんが、新築時の設計やコンクリートの状態がよくなかったと思われました。

今回は、クラック部への補修・塗装バルコニー床部などへのクリアー防水を提案し、工事に至りました。

今回の工事の流れ

それでは以下で、今回の工事の流れを解説します。

外からスライダーを立てかけて、2階のルーフバルコニーに出入りしました。
家の中を通る必要がないため、お客様の不在時でも作業ができました。

ルーフバルコニーには大きな花壇が置いてあり、台車を使って動かしながら、作業しました。

【1】ルーフバルコニー内壁のクラック補修・塗装

ルーフバルコニーの内壁に入ったクラックの、Vカットを行いました。
Vカットは、割れ幅の大きいクラックに有効で、補修材の接着面を増やしてより強固な密着とし、クラックの再発を防ぐ効果があります。

クラック部へ、樹脂モルタル成形処理を行いました。
防水機能はここまでで担保でき、次の塗装は周囲と見た目を揃えるために行われます。

水性塗料を塗って、見た目を整えました。

【2】バルコニー床のシーリング処理・クリアー防水塗装

タイル目地とは別に入っている、既存のシーリング(伸縮用)が劣化していたため、撤去しました。

タイル目地のエフロレッセンスを、ブラシを用いて除去しました。

床の洗浄を行いました。

床のシーリングを、打ち直しました。

バルコニーの溝の塗装が傷んでいたため、カチオンフィラーで処理を行い、見た目を揃えるための塗装を行いました。
手すりなどの鉄部は傷んでいなかったため、そのままです。

シーラー材を塗布しました。

クリアー防水材を塗布しました。2回塗りです。
塗りたては乳白色ですが、乾くと透明になります。

トップコート材を塗布しました。2回塗りです。

バルコニーの立ち上がりにも、クリアー防水塗装を施します。

【3】外壁一部へのクリアー防水塗装

外壁の一部へも、クリアー防水塗装を行いました。
木目の凹凸の柄が、塗装によってつぶれることがないように、厚塗りを避けました。

外壁にトップコート材を塗りました。
以上の工程をもって、今回の工事は完了です。

ルーフバルコニーの内壁の仕上がりです。

ルーフバルコニーの床の仕上がりです。

まとめ

工事の結果、ガレージ天井からの漏水は無事に止まりました。
以前に他社さんに行ってもらった工事では、漏水が止まらなかったですが、今回は無事に止まり、お客様は大変安心されていました。

今回のように築浅の住宅で漏水が起きると、不安になりますよね。
大がかりな工事でなくてもいいので、専門業者に依頼をし、なるべく早めに対処をすることで、全体の劣化を避けることができます。

⇒ 芦屋市などで築浅物件の漏水にお困りなら『防水市場(株)ヤマナミ』にご相談ください。