施工事例
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7階建てビルの外壁塗装 大阪市 Hビル (外壁塗装編)

2015.06.19

7階建てビルの外壁塗装 大阪市 Hビル (外壁塗装編)
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大阪にあるRC造7階建てビルの外壁塗装

今回は築40年程の大阪市にあるHビルの外壁塗装と外壁タイルの防水工事を行いました。
施工面積は約200㎡、30人工で2週間かけて施工を行いました。
外壁塗装もタイル防水も下地処理をしっかりと行いましたので、コストパフォーマンスの高い工事になったと思います。 

雨漏りが発生しました。

実は、このHビル様は以前からところどころに雨漏りが発生し、その都度雨漏り補修を行わせて頂いておりました。
雨漏りというものは、シッカリと防水工事を行ったとしても、ビルの建設当時の状況や建っている場所によって、防水の耐久年数が変化します。 
そして今回も雨漏りがあったとの事でご連絡を頂き調査をさせて頂きました。
実際に調査をさせて頂いたところ、外壁タイルからの浸水が原因で、ビルの南西角にある外壁の塗装に膨れやクラックがあったので、外壁タイルの防水工事と外壁塗装を行う事をご提案させて頂きました。

外壁塗装で大切なことは

何よりも下地処理をシッカリと行う事です。
実際にしっかりとした下地とそうでない下地では、最終的に仕上がった外壁塗装の耐久年数が大幅に変わってきます。
だいたい3年程経った時に、防水層の膨れ、外壁のクラック(ひび割れ)、防水層の剥がれなど、本来は経年劣化で起きる様な現象が早い段階で現れてきます。 
今回の工事の説明に下地の写真を一部載せているので、見て頂ければと思います。


基本情報

費用
約100万円(外壁塗装・タイル防水含む)
工期
2週間、30人工

施工内容

  1. 足場設置(前編)
  2. 外壁下地補修(前編)
  3. 外壁塗装(前編)
  4. 外壁タイル防水工事(後編)

ビルの外壁塗装の流れ


(1)足場を下から順番に組んでいきます。


(2)足場を組んでいる状態の写真です。


(3) 足場組が完成したら、塗料や外壁などの飛散防止のために防塵シートを張ります。
   足場と防塵シート張りが終わってから、ここで破損箇所などの調査を念入りに行います。


(4) 足場の場所の兼ね合いで、足場を組ながら劣化した波板を捲っています。
  (再度足場撤去時に張り替える為に)


(5) 過去に行った塗装が膨れていたので、新しく塗装を行う為に剥がしています。


(6)調査で見つけた膨らんでいた箇所を全て剥がしていきます。


(7)シッカリと膨れ部分を剥がしたらこの様になります。


(8)剥がした箇所にカチオンフィラーを塗布して、剥がした箇所と剥がして無い箇所の高低差をなくします。
※カチオンフィラーとは、下地として利用されるセメント系の下地調整材だと思うと理解しやすいと思います。
 利用目的は、素面の模様をつぶしたり、下地を平滑にする為に使います。


(9)これで、剥がした箇所とそうでない箇所がフラットになっています。


(10)次に微弾性フィラーを塗布します。防水層を剥がした箇所は念入りに塗布しています。
※微弾性フィラーとは、主にモルタル下地の外壁の時に、塗装の下地として利用されるものです。
 モルタル下地は、揺れなどによるひび割れ(クラック)が起こりやすいので、それを防ぐ為に塗布するものです。
 微かに弾力性のあるフィラーなので、ゴムみたいな柔らかいものになっており、それによってクラックを防ぐ事ができます。


(11)微弾性フィラーを外壁全体に塗布しています。これで下塗材の塗布が完成します。


(12)外壁用の水性シリコン樹脂を下塗りしています。


(13)中塗りをしています。


(14)上塗りをしています。
本来、シリコン樹脂塗装は2回しか塗装しませんが、今回は3回行っております。


(15)膨れを剥がした箇所でもしっかりと塗装を行うことでこの様に綺麗になります。


(16)足場を解体しながら、波板の張り替えを行います。


(17)波板の張り替えを行いながら、波板と外壁の取り合い部から雨漏りしないようにシーリング処理を行いました。


(18)足場の解体状況です。


(19)足場を上から解体しながら、ロープにて足場材をゆっくりと下ろしていきます。


(20)足場の解体と波板の張り替えも行い塗装工事の終了です。

 
    ○外壁塗装前の写真です。    →     ○外壁塗装後の写真です。  

少し分かりにくいかもしれませんが、膨れの部分が綺麗になっています。
更に、何度も何度も重ね塗りを行ったので、塗装部分がシッカリとしております。 

ヤマナミから一言

今回の工事はビルの南西角の面しか工事を行っていませんが、しっかりと下地処理をして工事を行うと、2週間も工期が掛ってしまいます。
ただ、実際に下地がしっかりとしていなければ、次の雨漏り修理などの周期が早くなるだけなので、クライアント様にとって良い事は一つもありません。

全ての業者がそうというわけではないのですが、コスト削減の為といって下地処理を念入りに行わない業者もありますので、業者を選ぶ際はこういったポイントも注意して見ていくと良いと思います。
もちろん、株式会社ヤマナミでは、ビルの外壁塗装でも防水工事でもしっかりと下地処理を施していますので、
質の高い工事をお望みの方は、弊社にお問合せ頂ければ満足のいくご提案と施工をさせて頂きます。

→ この工事の後編はこちら (7階建てビルの外壁タイル防水工事 大阪市 Hビル(外壁タイル防水編)