何度直しても止まらなかった雨漏りが…　大阪

2015.07.23

雨漏りが止まらないしカビが…

今回は大阪市にある鉄骨造3階建てで、施工面積は約80㎡程。
前々から雨漏りがあったようで、何度も何度もサッシ廻りや外壁のひび割れに対して、建築業者様が補修作業を行っておられたようです。
しかし、雨漏りは無くならず、雨水が浸入した箇所にはカビの発生している箇所もありました。
もちろん、窓建具の木枠や天井に水漏れ跡があり、木材の色が変わっている箇所もありました。
ただ、調査をしたところ、雨漏りのしていたのは北側だけでしたので、今回は北側の外壁と別で雨漏りの疑いのある箇所に防水工事を行いました。

カビが発生すると

カビは放置すると、胞子を放つようになり病気の原因にもなるとよく知られています。 
カビには色々な種類があり、その種類によって引き起こすものは様々ですが、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、また水虫もカビが原因でなると言われています。

そのため、雨漏りを放置してしまうと壁の中でカビが繁殖する可能性があります。
人の住む場所として悪い環境ですし、体力の少ない子供やお年寄りのいる家だと病気になる可能性も出てくるので、早め早めの対処が必要です。

調査と準備

(1)外壁にひび割れ・破損箇所がありました。

(2)窓の木枠まわりにも雨漏りの跡がありました。

(3)天井の隅にも雨漏りの跡がありました。

(4)雨漏りしている建物北側の外部に仮設足場を組みました。
　 調査の結果から下地補修、シーリング処理、仕上げ塗装を行うのが良いと判断しました。 

(5)施工する側にある駐車場の車に塗料などの飛散防止のために養生シートを被せました。

シーリング工事

(6)サッシ廻りの古いシーリングを撤去しています。

(7)他の箇所の古いシーリングも撤去しております。

(8)古いシーリングを撤去して、新しいシーリングを打ちました。

(9)外壁のひび割れしていた箇所はシーリング処理を施しました。

(10)屋根の端末部材と外壁の隙間にシーリング処理を施し、穴を塞ぎました。

(11)カラーベスト屋根と端末部材の間に隙間があったので、ここへもシーリング処理を施しました。

 

下地補修工事

(12)これは外壁の破損部分で、建築当時の足場の繋ぎ跡ですが、足場を外した跡のコーキング処理が甘かった為にこのようになっております。

(13)先程の破損部に樹脂モルタルを塗布し、穴を埋めました。

(14)雨樋の付け根部へもシーリング処理を施して、シッカリと穴を塞ぎました。

(15)屋根の妻側にあたる所の外壁材が屋根まで貼られていませんでした。
　　その為、ここからも雨が浸入していました。 

 

(16)先程の屋根と外壁の間にステンレス板を貼り、雨水等の浸入を防ぎました。

外壁塗装工事

(17)外壁のクラックに微弾性フィラーを塗布して、穴を塞ぎつつ揺れ等が原因で発生するクラック抑制を行いました。

(18)外壁塗装の下地材を塗布しております。

(19)下地材を塗布した後、中塗り上塗りと塗り重ねていき、しっかりとした防水層を形成します。

工事終了後の雨漏り調査

(20)塗装が完了して乾いた後、外壁全体に水かけ検査を行い、室内からのサーモグラフィによる漏水の調査を行いました。

(21)全ての箇所の検査を行った結果、雨漏りが止まりました。

完成

(完成)仮設足場を解体して、防水工事の完成です。
　　　雨漏りもしっかりと止まり、外壁も綺麗になりました。

ヤマナミから一言

今回の建物は建築当初から雨漏りしていた可能性がありました。
軒側の外壁が屋根に到達しておらず、屋根の端末部材にもシーリング処理がされて無かった為です。
これでは、外壁からの雨漏りをシッカリと止めたとしても、雨漏りは無くなりません。
このお施主様のように、建築当初より雨漏りが有り、建築した業者に頼んでも雨漏りが止まらないと悩んでいる方も多くおられると思います。
ただ、どんな些細な雨漏りであっても、雨漏り専門の業者でないと原因を特定できない事がございます。しっかりと雨漏りを止めるにはやっぱり専門の業者に頼むのが一番です。
もし、関西圏で同じ悩みの方がおられましたら、大阪の株式会社ヤマナミに一度ご相談くださいませ。 
しっかりと調査を行い、雨漏りの原因の特定して、丁寧な仕事でしっかりと雨漏りを止めます。

→　雨漏りでお悩みなら大阪の防水市場にご相談ください。