施工事例
works
陸屋根のシート防水によるメンテナンス工事 大阪市 M様邸
2015.09.28
-
before
-
after
屋上から雨漏りをする前に
今回は大阪市にある、築25年程の鉄骨造3階建ての戸建て住宅です。
5~6年前に外壁を塗り替えたが、屋上は新築時からメンテナンスを何もしていなかったので、お施主様から「雨漏りをする前に」と防水工事のご依頼を頂きました。
屋上防水工事をした方が良いサイン
一般的に防水の耐久年数は10~15年と言われており、屋上は建物の中で紫外線や雨風に良くさらされる場所で、劣化が進みやすくなっています。
劣化が進むとひび割れ、カビ、膨れ、めくれ等の症状が発生し、この症状が防水工事やり替えのサインです。
ひび割れ等のサインが有る時は雨漏りリスクが高くなっている状態ですので、建物を傷めない為にも、早めに防水工事を行う事をお薦め致します。
基本情報
- 費用
- 約40万円
- 工期
- 約2週間、約20人工、施工面積50㎡
施工内容
- パラペット部下地補修
- 絶縁シート貼付(プライマー材塗布後)
- 専用ディスク取付
- 防水用塩ビシート貼付
- ジョイント部のシーリング処理
施工内容
防水工事を行う前の状態で、防水層が劣化しておりました。
立ち上げ部の金物を取り外しています。
この後、パラペット部にひび割れがあり、モルタル補修をしてシーリング処理を施しました。
下地に使う絶縁シート用のプライマー材を塗布しています。
絶縁シートを貼りつけています。
これは既存防水層の成分が新防水層に移行し劣化するのを防いでくれます。
パラペットに絶縁シートを貼った後、角側に専用鋼板を取付ました。
隅側に鋼板を取付け、排水口に新しいドレーンをライスターで取り付けています。
※ライスターとは、この緑色の熱風機の事で、熱で溶着させるのに用います。
ライスターでシッカリと溶着させました。
絶縁シートの上から専用ディスクを取り付けています。
専用ディスクを一定のピッチで取り付けました。
専用ディスクを取りつけた後で、塩ビシートを張っていきます。
端も金具の位置に合わせて、綺麗に貼っていきます。
地面に塩ビシートを貼った後、パラペット部に被せるようにして貼ります。
屋上全体に塩ビシートを貼りました。
塩ビシートの上から脱気筒を設置していきます。
これはドリルで穴をあけて、設置位置を決めています。
しっかりと脱気筒を取り付けた上から塩ビシートを重ねて増し貼りをします。
特殊な機械を使い、塩ビシートの上から下のディスクに熱を加えて溶着させます。
塩ビシートの上から触ればおおよそのディスクの位置が分かるのですが、
正確性を増す為にこの機械を使っております。
この機械はディスクの位置に来た時にのみ、知らせてくれるセンサーを搭載しており、
ズレないように貼付を行えます。
入り隅部に専用パッチをライスターで貼付けています。
これを取りつけることにより、角の収まりが良くなります。
パラペット部にも専用パッチを取りつけました。
塩ビシートのジョイント部に専用シーリング処理を施します。
これで全て完成です。
ヤマナミから一言
もし雨漏りがしていたら、雨漏り箇所の特定をして補修を行うので、工期が長くなり費用も高くなってしまいます。
劣化してきてたり、10年以上放置していて、屋根も登らないのでどんな状態なのかわからない場合は、雨漏りする前に調査や必要であればメンテナンスをしてもらう事をオススメ致します。
ただ、その際は一般の塗装屋さんなどではなく、安心できる防水工事専門の業者に見てもらう事を強くお勧めいたします。
大阪の方であれば株式会社ヤマナミにご相談頂けましたら、シッカリと調査をして適切なご案内をさせて頂きます。