施工事例
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外壁タイルの落下防止のため補修工事 大阪市阿倍野区

2015.11.20

外壁タイルの落下防止のため補修工事 大阪市阿倍野区
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外壁タイルの補修依頼

今回は大阪市阿倍野区にあるRC造3階建てビル。
工務店様からビルの外壁タイルからエフロレッセンスが発生しており、雨漏りもしているので外壁補修をして欲しいとご依頼を頂きました。

エフロレッセンスとは

エフロレッセンスとは、外壁タイルの目地の隙間やひび割れから浸水した雨水等が、構造体のRC部分に浸入して、内部のコンクリートやモルタルに含まれる水酸化カルシウム等の成分が浸入した雨水に溶けだし、その水がひび割れから出てきて、気化するまでの間に空気中の二酸化炭素や炭酸ガス等と化学反応を起こす事によって起きる現象です。
白く汚れることから”白華現象”とも呼ばれています。 

エフロレッセンスは雨漏りのサイン

上記の説明の通り、外壁にエフロレッセンスが発生しているということは、外壁の水密性が既に低下しているという証拠です。
まだ雨漏りをしているという実感が無かったとしても内部劣化が進んでいる事が多いので、注意が必要な現象と言えます。


基本情報

費用
非公開
工期
約20人工、約1週間、施工面積約400㎡

施工内容

  1. 打診調査&マーキング
  2. 樹脂とステンピン用の穴開け
  3. エポキシ樹脂注入
  4. ステンピンの挿入
  5. セメントで埋め戻し

打診と目視でタイルの剥がれを調査


先ず目視で外周を見て回りました。


目視調査②


雨漏りでかなり劣化が進んでいました。


次に打診調査を行っています。
内部でタイルが剥がれていると、少し高音が出るのですぐに分かります。
逆にシッカリと付いている時は、低音がでます。

外壁タイルの補修開始


打診調査の後、剥がれている部分の目地にドリルで穴を開けていきます。


穴を開けた時に出るモルタルの粉を空気スプレーで外側に出して清掃します。


開けた穴の中にエポキシ樹脂を注入しています。


全ての穴に樹脂を注入しています。


タイルの欠落防止の為、樹脂注入をした穴全てにステンレスのピンを奥まで挿入していきます。


この様な感じでグッと奥まで差し込みます。


ステンピンの挿入後です。


穴全てにセメント材を埋めています。
この時に目地にあったひび割れも同時に埋めていきました。


セメントで穴埋めした箇所の不要分のセメントを取り除いた後です。


最後に外壁タイル用トップコートの塗布と必要な箇所にシーリングをして完成です。 

ヤマナミから一言

この工事では、外壁タイルの浮いてる箇所を特定して、剥がれ落ちない様にする為の工事をメインに行いました。
外壁タイルの場合は剥がれてくると欠落をして地上を歩いている人にあたるリスクがあり、怪我をさせるだけでなく訴訟問題にまで発展する事もありますので、外壁がタイルの建物に関しては定期的に注意をして確認してことをお薦めします。
かといって、予兆が無くタイルが落下することもあるかもしれないので定期メンテナンスを行い、エフロレッセンスが発生している場合は、早急に外壁補修をシッカリとやってくれる専門の業者に調査依頼をされることをお薦めします。
 
大阪で外壁の補修業者を探されている方は、株式会社ヤマナミにご相談ください。