施工事例
works
家の外壁の大きなクラック補修工事 大阪市東成区 H様邸
2015.11.27
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2階の天井から雨漏り
今回は木造住宅の2階の天井部から雨漏りがあったということで、御依頼を頂きました。
この建物は築40年程で、少し前に外壁リフォームをされていたので外観は非常にきれいな状態ではありましたが、調査を進めていると外壁の雨樋の受け皿の裏側や周囲に大きなクラックがあり、そこから雨漏りをしていました。
このクラックは塗装では補修できない
このクラックは建物と建物の繋ぎめで起きていました。
建物というのは繋がっているとはいえ1棟1棟が違う揺れ方をします。
そのため繋ぎめに負担が掛かり、ちょっとの破損がすぐに大きな破損になる事が良くあります。
再発を防止するためには、シッカリと材料を選んでから外壁をやり直す必要があるのですが、お客様のコストを出来るだけ抑えたいという要望により、外壁補修で塗装材ではなくシーリング材を用いて塗膜層の形成を行うことにしました。
基本情報
- 費用
- 非公開
- 工期
- 2日間、2人工、施工範囲:外壁の一部
施工内容
- 雨漏り箇所の調査
- モルタル補修
- シーリング仕上げ(塗膜層形成)
外壁の大きなクラック
雨樋の受け皿から屋上にかけてクラック(ひび割れ)がありました。
シーリングをした後がありましたが、シッカリとできていなかったようです。
外壁のクラック補修工程
先ず、クラックにプライマー材を塗布していきます。
雨樋の受け皿の裏側の破損部に樹脂モルタルを塗布して補修を行っています。
クラック箇所にも、樹脂モルタルにて補修を行っています。
樹脂モルタルの乾燥手前でコテを使って外壁に向かって隙間が無くなるように仕上げていきます。
少し分かりにくいですが、樹脂モルタルで補修を行った後です。
シーリング材で塗膜層を形成しています。
※塗膜層とは、塗装をした時の塗料層の必要な厚みの事を言いますが、ここでは防水性を発揮するために必要な膜厚の事を言っています。
樹脂モルタルで補修を行った箇所全てにシーリング材で塗膜層を形成していきました。
外壁のクラック補修の完成
雨樋横の仕上がり
雨樋側全体の仕上がり
雨樋から屋上にかけての箇所の仕上がり
雨樋の受け皿の裏側の仕上がり
今回の外壁クラック補修に使用した材料の紹介
<プライマー材>
これは簡単に言うと接着剤です。
今回用いた理由は、外壁補修に用いた樹脂モルタルの定着性を上げる為に用いています。
<シーリング材>
シーリング材とは、外壁の目地や窓サッシと外壁の隙間などを埋める為に用いる材料です。
色々な種類がありますが、今回は揺れ等に強いものを利用しました。
<樹脂モルタル>
これは一般的なモルタルとは違い、主に補修材として利用されています。
特徴としては硬化する際の収縮が少なく、外壁等の母材との密着力が非常に高い材料です。
ヤマナミから一言
今回の建物は、外壁リフォームをして間もないはずなのにひび割れが起きていました。
恐らくひび割れは外壁リフォーム前からあったのだと思いますが、その時にシッカリとした補修ができていなかったので、ここまで大きくなったのだと思います。
外壁のクラックの原因は起こる場所によって様々であり、その場所によって最適な補修方法が異なります。
その為、専門的な知識が無いとなかなかシッカリとした補修ができないので、外壁リフォームを行う際にはシッカリとした外壁の補修をしてくれる業者に相談してから行う事をお薦め致します。
大阪で外壁のクラックが心配な方は弊社でもご相談にのっております。