施工事例
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雨漏りしている工場のALC外壁を補修 大阪市住之江区

2016.04.25

雨漏りしている工場のALC外壁を補修 大阪市住之江区
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安く雨漏りを止めてほしい

大阪市住之江区にある工場のM様から、「前から痛んでんのわかってたけど放置してた。工場やし少しぐらいなら雨漏りしても影響なかったけど、安く修理してほしい」という事で、ご依頼を頂きました。

実際に調査をさせていただくと、外壁のALCパネルの目地部は、ヒビが入っているだけでなく奥の方まで割れており、壁に埋まっているサッシの外側はサビが回って、膨らんでいました。

その為、サッシから交換しないと、サッシのサビ部分の膨れに沿って、外壁が割れるリスクが大きいです。

しかし、予算が少ない事もあり、そこまでしてしまうと大掛かりな工事となってしまいます。

その為、先ずは表面的な雨漏りを止めるべく、破損部の補修とシーリング処理を施しました。

 

10年以上前のALCパネルは割れやすい

今ではよく使われる外壁材料のALCパネルですが、最近は改善されているのですが、10年以上前のALCパネルは少しひびが入ると、奥まで割れることがありました。

ALCというのは、Autoclaved Lightweight aerated Concrete(オートクレープド ライトウェイトエアレイテッド コンクリート)直訳すると、高温高圧蒸気養生された軽量気泡コンクリートという意味になります。引用元:旭化成

 

 

そのままですが、通常のコンクリートよりも軽く、気泡が入っているので断熱性に優れた外壁材のことです。

しかし、普通のコンクリートよりも機械的強度が低いという弱点があります。

ALCパネルの目地から雨漏り 

窓のサッシとALCパネルの間からも雨漏りしていましたが、それが以外の部分として、ALCパネル同士の繋ぎ目の目地からも雨漏りしていました。

その為、シーリング処理を施して、雨水が入らないように処置をさせていただきました。


基本情報

費用
約20万円
工期
6人工、3日間

施工内容

  1. 外壁調査
  2. ALC破損部のハツリ
  3. 樹脂モルタルで成型
  4. 目地部シーリング処理
  5. 防水完了

工場のALCパネルの雨漏り修理工程

ALCパネルの欠けているところがありました。実は、手でもパカッと外れるぐらいの破損です。

このような破損を放置していても良いことが無いので、しっかりと撤去します。

ダメになっているALCの部分をキレイにハツっています。

 

樹脂モルタル専用のプライマー材を塗布しています。
このプライマーは防錆効果もあるので、若干ですがサッシのサビが大きくなるのを防いでくれます。

ALCのハツった箇所に樹脂モルタルを奥までシッカリと充填します。

固めのスポンジみたいな材質のバックアップ材を使ってキレイに成型しています。

樹脂モルタル成型が完成しました。ハツった箇所を全て成型しています。

ALCパネル同士の目地が縦に大きく割れています。
ここからも雨漏りしていました。

 

テープ養生をしてから、シーリングのためのプライマー材を塗布しています。

シーリング材を充填してから、シッカリ奥まで行きわたるように、押さえ仕上げを施しました。
ここまでしないと両サイドにも密着しないので、剥がれやすくなります。 

シーリングの完了です。
これで目地からの雨漏りは止まります。

今回の外壁の雨漏り修理はこれで終わりです。 

 

ヤマナミから一言

今回の雨漏り修理工事は、サッシ廻りのサビが回ってたこともあり、本当はサッシを交換するのが理想でした。

なぜかというと、サビというのは膨張するので、その膨張に追従して外壁が割れるからです。

その為、部分的な補修をするよりも長く持たせることを考えるのであれば、サッシを変えるのが良いというわけです。

 

ただ、予算に応じて出来るだけの事はさせていただいているので、大阪で雨漏り修理をお求めのお客様はお気軽にご相談くださいませ。