施工事例
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ホテルの洗面器がグラつかないように取付け 大阪市北区Dホテル

2016.06.30

ホテルの洗面器がグラつかないように取付け 大阪市北区Dホテル
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洗面器がグラグラ揺れてるから直してほしい

今回はいつもお仕事をさせていただいている、大阪市北区にあるDホテルの方から「洗面器がグラグラ揺れているので直してほしい」とご連絡をいただきました。

そして実際にグラグラな洗面器を見せていただくと、グラグラ揺れる理由は明確でした。

今の洗面器は上側で止める構造になってるのでなかなか揺れるという事は少ないのですが、この洗面器を取付けた時代は、洗面器の下にL字のアングルを取付けて、壁に取付けるという方法で取り付けられていました。

ただ、洗面器自体を交換するわけではなく、そのまま利用していくということだったので、グラグラを治して今後グラグラしないようにしていくのが理想なので、そうするためには、少し固定の仕方を工夫する必要があります。

洗面器を固定する方法にアンカービスを利用

洗面器がグラグラとなっていた理由の1つは、L字のアングルで取り付けていたビスの受け側となる壁の中が崩れてきたことによるものです。

そしてビスの止まりが緩くなり、しまいには外れるまではいかなくてもグラグラとするような状態になったのです。

これを解消する方法は、以前よりもシッカリとアングルでの固定をする事になります。

ただ、以前と同じ用にビスの受け側の壁の中が崩れては同じことになってしまうので、アングルの取付ける位置を少しだけずらして、ビスを止める箇所の受け側の壁の中に4~5cm程のアンカービスを打ち込みます。

このアンカービスがビスの受け側として機能してくれるので、壁みたいに中がくずれやすいという事はありません。

これでアングル部分だけでもシッカリと固定できるようになります。

とはいえ予想以上の力が掛かった場合は、緩まないという保証はないので、洗面器とタイルの接着面にシーリング処理を施し、強化しました。

シーリングに固定と防水の両方の役目を持たせた

良く外壁などの防水工事などでも利用するシーリング材ですが、こういった洗面器の固定にも役立ちます。

水廻りなので、シリコン系のシーリング材を使ったのですが、通常よりも厚めにシーリングを施しています。

主に洗面器の壁にひっつける面の上部と左右の端側をシーリングで接着させてたのですが、これにより更に洗面器に手をかけて手前に力が加わっても、アングルだけに負担が掛からず分散できるようになります。

そして、シーリングはもう一つの効果として、水が壁を伝ってこぼれないようにしてくれます。

取付け直しをする前はシーリングが少々低めになっていたのですが、取付け直しをした後は洗面器に向かって水が流れるように高低差をつくりました。

この様にして、シーリングは防水性と固定の両方の面を持たせました。

基本情報

費用
15,000円
工期
2時間ほど

施工内容

  1. 洗面器の取り外し
  2. 清掃
  3. アンカービスの打ち込み
  4. 洗面器の取り付け
  5. 上部と左右の壁との接地面に厚めにシーリング

洗面器の取り付け直し工程

これはグラグラ状態だった時の洗面器の状態です。

L字型のアングルでこのように取付されていました。

取付け直しをするために洗面器を外しました。

取り外した洗面器の状況です。

取り外してから穴をよく見るとボロボロになっていました。

ボロボロになってる穴はもう使えないので、新しい穴を開けてアンカーボルトを取付けました。

洗面器を新しい位置に取付けています。

位置をズラしたことによって、少しパイプの長さが足りなくなっていたので、パイプを延長しました。

壁との接地面にシーリング工事を行いました。

洗面器の取り付け完了

洗面器の取り付け直しを終えてヤマナミから一言

今回は防水工事でも外壁補修でもありませんでしたが、シーリングによる漏水対策を含んだ洗面器の取り付け工事でした。

実は、防水工事などを依頼頂いた方から、このような工事を依頼される事があります。

ずっと外壁などを見てきたことで構造が分かるので、できる範囲でお手伝いをさせていただく事があります。

メインは防水工事屋さんですが、このような洗面器のガッチリした取付などでも、ヤマナミにお気軽にご相談ください。