施工事例
works
30㎡の陸屋根屋上にウレタン塗膜防水工事 東大阪 I様邸
2016.12.28
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今回は、『東大阪市にある、鉄骨造3階建ての住宅の30㎡の屋上にメッシュクロス入りのウレタン塗膜防水を塗り重ねで施工した事例』です。
雨漏りなどはありませんでしたが、ご依頼者様が時期的にそろそろ防水し直した方が良いと感じられたようで、ウレタン塗膜防水の塗り重ねをご指定されてご依頼頂きました。
ウレタン塗膜防水の塗り重ねで費用が抑えられる
ご依頼頂いた住宅の屋上には、もともと別の業者さんによって、ウレタン塗膜防水が施工されていました。
そのウレタン塗膜防水は、上から同じウレタン塗膜防水を重ねて塗ることができ、既存の防水層を撤去する費用を抑えることができるというメリットがあります。
防水工事というのは、既存の防水層との相性により既存防水層を剥がさないといけないことがあります。
そもそも重ねて塗る事が出来た理由は、既存の防水層がウレタン塗膜防水だったために、相性が良いので、重ね塗りをできたのです。
基本情報
- 費用
- 約30万円
- 工期
- 約10人工・約1週間
施工内容
- 既存防水層の破損部をシール補修
- 清掃
- 塗り重ね用プライマー材塗布
- 排水口部鉛製ドレーン取り付け
- 立ち上げ部メッシュクロス貼り及びウレタン防水材塗布
- 床部メッシュクロス貼り及びウレタン防水材塗布
- ウレタン防水トップコート材塗布
屋上のウレタン塗膜防水塗り重ねの工程
ウレタン塗膜防水の塗り重ねは、既存の防水層の撤去を行わない以外は、通常のウレタン塗膜防水工事と同じ流れで行います。
屋上の既存防水層の破損部をシール補修
屋上に出るの扉の下は出入りする人が踏むところなので削れている等、既存のウレタン塗膜防水がいろいろなところで破損や劣化していました。
その破損してできた穴を埋めるようにシーリング材を充填していきまし
シール補修には、ウレタンのシーリング材を使用しています。
シーリング材をヘラで成形して補修を行いました。
屋上の清掃
屋上の排水口の周りを刷毛で掃除しました。
屋上の側溝の泥やごみも取りました。
屋上全体に塗り重ね用のプライマー材を塗布
ローラーと刷毛を使用して、屋上全体にプライマーを塗りました。
塗り重ねを行うときは、塗り重ね用のプライマーを使用します。
排水口部に鉛製ドレーンを取り付け
排水口に改修用のドレーンを取り付けました。
落ち口が縦に伸びている形状でしたので、成形しやすい鉛製のドレーンを選択しました。
立ち上げ部にメッシュクロス貼り及びウレタン防水材を塗布
防水層に厚みを出すためにメッシュクロスを貼り、防水材を塗布しました。
防水材は垂れにくい硬めのものを使用し、ヘラやローラーで塗っていきました。
床部にメッシュクロス貼り及びウレタン防水材を塗布
床部分にメッシュクロスを貼り、防水材を塗布しました。
メッシュクロスの幅に合わせて1mごとに施工していきました。
屋上全体にウレタン防水材を塗布
排水口周りにも立ち上がり部や床と同じようにウレタン防水材を塗布しました。
側溝も立ち上がり部や床と同じようにウレタン防水材を塗布しました。
屋上全体にウレタン防水トップコート材を塗布
ウレタン防水用のトップコート材を屋上全体に、ローラー等で塗っていきました。
仕上がり
トップコートを塗り終わった後の立ち上がり部です。
屋上全体の仕上がりです。
今回は、床と立ち上がりの部分までを施工しました。
既存の防水層の劣化の進み具合で塗り重ねできるかを判断
塗り重ねを行う事で、工事の費用を抑える事ができますが、既存のウレタン塗膜防水が浮いてしまっていたり、ひび割れが起こっていると、下地が劣化している可能性が高いので、既存の防水層を撤去してやり直した方が良い場合もあります。
今回は事前に調査を行い、ギリギリ塗り重ねができる状態で、ご要望がありましたので、塗り重ねで施工しています。
また、ウレタン塗膜防水工事を行うときは多くの場合、メッシュクロスを貼っています。
これは、防水層の厚みを確保できるという点と、メッシュクロスのメーカー様が10年保証をしてくれるという点があります。
その他、屋上が3階にありましたので、建物の中を通るときに汚さないように注意して施工しています。
屋上に物が少なく、スペースがありましたので、材料の撹拌を屋上で行う事もでき、建物を汚さずに作業ができました。
施工後はお客様から「きれいになった、ありがとう」とのお声を頂いています。
屋上のウレタン防水の状態が気になる方や塗り重ねができるか知りたい方は屋上の状態を検査する事をお勧めします。
大阪で屋上のウレタン防水工事はヤマナミへ