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休憩場のサイディング外壁のシーリングを打ち替え工事 大阪市

2017.03.31

休憩場のサイディング外壁のシーリングを打ち替え工事 大阪市
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今回は、『大阪市住之江区にある施設にて、築10年が経過した軽量鉄骨造1階建ての休憩場のサイディング外壁の目地と窓や入り口のサッシ回りのシーリングが劣化していたため、打ち替え工事を行った事例』です。

 

以前よりお付き合いのある工務店様からご連絡があり、「サイディング廻りのシーリングが破損しているので、やり替えてほしい」とご依頼があり、工事を行いました。

 

サイディング外壁の目地シーリング劣化の原因は揺れ

サイディングの外壁は、サイディングのボードとボードの継ぎ目の目地をシーリングしています。

今回ご依頼頂いた休憩場のシーリングは経年の劣化によるものと考えられますが、窓などのサッシ回りよりも目地の部分の方がひどく劣化していました。

 

建物の屋根には少し庇がついていましたので、雨が直接当たりにくい造りになっていたため、サッシ回りのシーリングは、10年という時間の経過の中で劣化したものと考えられました。

そのサッシ回りのシーリングと比較すると、サイディング継ぎ目の目地シーリングは、ひび割れていたり、剥落している部分までありました

これは、建物が揺れて目地の部分に負担がかかったことによるものと考えられます。

 

このように、目地の部分のシーリングは劣化しやすく、また、劣化してひびが入った部分から水が入ってしまうと、サイディングの外壁全体が劣化してしまいますので、十分注意が必要です。


基本情報

費用
非公開
工期
1日間・1人工

施工内容

  1. 建物のシーリングの調査
  2. 既存シーリング捲り(目地とサッシ回り)
  3. テープ養生(目地とサッシ回り)
  4. プライマー材塗布(目地とサッシ回り)
  5. シーリング材充填(目地とサッシ回り)
  6. シーリング仕上げ(目地とサッシ回り)

サイディング外壁の目地とサッシ回りのシーリングの打ち替え工事の工程

サイディング外壁の目地とサッシ周りの劣化していた既存のシーリングを捲って、シーリングの打ち替える工事を以下の流れで行いました。

 

休憩場のサイディング外壁の目地とサッシ回りのシーリングの調査

シーリングの打ち替え工事を行った休憩所です。

 

窓のサッシ回りのシーリングにひびが入っていました。
水は入っていませんでしたが、お客様は見た目の劣化を気にされていました。

 

サイディング外壁の目地部分は、シーリングが完全に割れて、欠落している部分もありました。
この部分は、サイディングのボードとボードの継ぎ目なので負担がかかっていたと思われます。

 

サイディングの目地部分の既存シーリングを捲る

サイディングの目地部分の既存シーリングは、硬化していて手で取れるような状態でした。
この目地の方がサッシよりも劣化している状態でした。

 

サイディングの目地部分のシーリングにカッターで切れ目を入れて、手で捲りました。

既存のシーリングの下に見えている青いものはジョイナーで、ボンドブレーカーの役割です。

 

窓のサッシ回りの既存シーリングを捲る

サッシ回りのシーリングもカッターで切れ目を入れて手で捲りました。
窓は入り口を含めて建物の3面にあり、全ての窓のサッシ回りのシーリングについて施工しました。

 

サイディングの目地とサッシ回りのテープ養生及びプライマー材の塗布

サッシ回りに刷毛を使ってプライマー材を塗布しました。
使用したプライマー材は、サイディング専用のものです。

また、サイディング外壁の目地もサッシ回りと同じようにテープ養生とプライマー材を塗布しました。

 

サイディングの目地とサッシ回りにシーリング材を充填

サッシ回りとサイディング外壁の目地にシーリング材を充填しました。
シーリング材もサイディング専用のもので、サッシ回りと目地を合わせると、約60m分のシーリング材を使用しました。

また、シーリング材は目地の色に合わせたものを使用しています。

 

サイディングの目地とサッシ回りのシーリング仕上げ

充填したシーリング材をヘラで整えて仕上げていきました。

 

サイディングの目地とサッシ回りのシーリング仕上がり

ヘラで整えて仕上げた後、乾かして施工完了です。

 

シーリングの打ち替え以外にも浮いていたサイディング外壁を叩いて補修

今回は、サイディング外壁の内側に雨漏りもなく、シーリングの見た目の劣化が気になるとのことでしたので、調査もあまり必要なく、シーリングの打ち替え工事そのものも、職人一人で脚立を使用して行いました。

 

その他、シーリング以外では、サイディングボードが少し浮いている部分がありました。

 

これは、建物の揺れにより、サイディングを止めているビスが浮いていたことが原因と考えられましたので、外壁4面ともビスを叩いて戻しました。

サイディングの内側に水が入ってしまっていると、サイディングのやり替え等が必要となってきますが、今回は水が入っていなかったので、その対応で戻りました。

 

また、窯業系サイディングは塗装が剥げると、その剥げた部分から水が入って劣化しやすいですが、今回の建物のサイディングの塗装はしっかりしていました。

このように、サイディングの外壁の内側に水が入らないようにするためにも、シーリングの劣化には気をつけて、専門業者による定期的な診断を受けることをオススメします。

 

大阪でサイディング外壁のシーリング工事はヤマナミへ