施工事例
works
マンション駐輪場の床タイルの部分補修工事 大阪市中央区
2017.05.23
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大阪市中央区のSマンションのオーナー様から「マンション駐輪場の床タイルが割れているので修理してほしい」とお電話でご依頼いただきました。
車の乗り上げなどが原因で破損した床タイルの端部
Sマンションの1階部分はエントランスから道路の間にタイル舗装された駐輪場がありました。
駐輪場と道路には段差があり、タイル端部がかなり破損していました。
駐輪場の自転車の出し入れのほか、マンションが面している道路は、幅が狭く、車両や歩行者が対向する際、駐輪場に乗り上げる事がしばしばあり、余計に端部が劣化する原因になっていたようです。
今回、タイル破損部分を張り替えた後、オーナー様のご希望で段差にスロープを付けることになりました。
基本情報
- 費用
- 15万円
- 工期
- 4日間 6人工
施工内容
- カラーコーンとバーの設置
- 床タイル斫り
- タイル貼り
- タイル目地材刷り込み
- 床傾斜作成左官処理
- 床左官仕上げ
今回の床タイル部分補修の工程
マンションの前の道路は狭いけれど、比較的交通量の多い道路だったので、工事をしているとわかるように、カラーコーンとバーを設置してから作業を開始しました。
まずタイル破損部を貼り替えし、そのあと段差に傾斜をつける工事を行ないました。
床タイルの張替え
1.床タイル斫り
床タイルの破損部分を、斫り機を使用して叩き割り剥がします。端部を中心に50枚ほど剥がしました。
タイルを剝がした後の凹凸を、斫り機で平らに整え、新しいタイルを張りやすくします。
2.タイル貼り
既存のタイルは古いモデルのものだったので、よく似たタイルを用意しました。
貼り付ける床面にタイル貼り付け用のセメントを塗り、さらにタイル自体の角にもセメントを塗ります。
タイルの裏面にはセメントが付きやすいように凹凸が付いています。
タイルを貼り付けたら、ハンマーの柄や板を使って水平になるように整えます。
3.タイル目地材刷り込み
タイルとタイルの隙間を目地材で埋めます。目地材は貼り付け用より、目の細かいサラサラのセメントを使用します。目が細かいほうが隙間を埋めやすいからです。
ゴムごてで隙間に塗りつけた後、乾ききる前にはみ出た部分を水を含ませたスポンジで取り除きます。
スロープをつける工事
1.床傾斜作成左官処理
あて木をとりつけ、その部分からからセメントでだいたいの傾斜をつけていきます。その後、水を多く含ませたセメントで滑らかに整えていきます。
2.床左官仕上げ
隣接する空き地側は、境界線に従い、あて木などを使いながら左官処理をしました。境界部分は傾斜ではなく段差になっているので、端部を刷毛で滑らかに整えました。
いびつな凹凸があるように見えますが、土地の境界線がこのようになっていたためです。
まとめ
マンションのオーナー様は「タイルがきれいになり、スロープをつけてみてよかった!」と喜んでおられました。
写真でもわかるように既に自転車の車輪の跡がついており、使用していただいていることがうかがえます。マンションに住んでおられる方もスロープが付いたことで自転車の出し入れが楽になったのではないかと思います。
タイル貼りの床の端部は段差があると割れやすくなります。メンテナンスをするほか、今回のように利便性も兼ね備えたスロープをつけて端部への負担を減らすこともできます。
大阪市中央区の床タイル補修とスロープ工事ならヤマナミへ