施工事例
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防水層が剥げてきた木造住宅のバルコニーをFRP防水 東大阪市

2022.07.11

防水層が剥げてきた木造住宅のバルコニーをFRP防水 東大阪市
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今回は東大阪市のM様より「バルコニーの防水が剥げてきているので、新たにFRP防水を施してほしい」とご依頼いただきました。

お伺いしたところ、木造2階建て住宅2階バルコニーの床面に施された防水層が所々剥がれている状態で、雨漏りはありませんでした。

以前のバルコニー防水の問題点

 

既存防水層は、ポリマーセメント樹脂防水と呼ばれるセメント系の防水層でした。その施工方法にはいくつかの問題点が見られ、それらが劣化を誘発したと考えられます。

 

  1. 下地処理がきちんとされていなかった。
  2. 立ち上がり部分に巾木がなく、境目がそのままの状態だった。
  3. 防水層の塗りが不十分だった。

 

まずは下地処理がなかったことです。どのような防水であれ、プライマー材などの下地処理が必要ですが、M様邸ではその痕跡がありませんでした。

次に立ち上がり部分の巾木がありませんでした。巾木は床面と壁の境目を衝撃などから守る部分です。

通常防水工事を行う際、立ち上がり部分に巾木を設けて、防水を行なわないと立ち上がりと床部の境目から水がしみこむ可能性が残ります。

また、防水層は一層だけ薄く塗られているだけだったので、すぐはがれてしまう状態だったようです。

以前の工事は、塗装屋さんが行ったという事でした。やはり防水工事に関しては防水業者にお任せいただく方が長持ちするかと思います。

今回の工事では、下地処理や立ち上がり部分の防水、FRP樹脂の重ね塗りを行い、しっかり防水させていただきました。

基本情報

費用
約10万円
工期
3日間 3人工

施工内容

  1. バルコニー周りの養生
  2. カチオンフィラー下地処理
  3. 改修ドレーンの設置
  4. ドレーン周り、入り隅部面取りシーリング
  5. プライマー材塗布
  6. FRP防水層の形成
  7. FRP樹脂の重ね塗り
  8. サッシ下場シーリング処理
  9. FRP樹脂の重ね塗り(2回目)
  10. トップコート剤の塗布

今回のFRP防水の工程

1.バルコニー周りの養生

 

バルコニー壁面には下地処理予定箇所の端部に養生し、窓側はガラスが汚れないようビニールで覆うように養生しました。

2.カチオンフィラー下地処理

 

既存防水層の痛んだ部分を少し剥がした後、凹凸を均すためにカチオンフィラーで下地処理をしました。

また巾木が設置されていなかった立ち上がり部分にも防水のため、15cmほど下地処理を施しました。

3.改修ドレーンの設置

 

FRP樹脂と同じ素材でできた改修ドレーンを取り付けました。四角い排水口に合うものを用意しました。

4.入り隅部面取りシーリング

 

入り隅部(床面と立ち上がりの境目)にシーリング処理を施しました。

変性シリコンだとプライマーを塗った時に溶けてしまうので、上からプライマー材を塗布できるアクリル系のシーリング材を使用しております。

入り隅部はFRP防水層がなじみやすいよう、角をなくす面取りを行ないました。

5.プライマー材塗布

 

プライマー材をバルコニー全体に塗布します。

6.FRP防水層の形成

 

ガラスマットにFRP樹脂をしみこませながら床面に貼り付けFRP防水層を作ります。

角の斜めになっている部分は、ガラスマットをハサミで切った後に、手でほぐし、なじみやすく整えてから貼り付けしました。

7.FRP樹脂の重ね塗り

 

FRP防水層の上からFRP樹脂を重ね塗りします。

8.サッシ下場シーリング処理

 

窓のサッシの下場にシーリング処理を行います。プライマー材を塗る前に一度シーリング処理を行なっていますが、防水層との隙間から水が入り込まないよう、もう一度上からシーリングを行いました。

9.FRP樹脂の重ね塗り(2回目)

 

さらにFRP樹脂を重ね塗りします。

10.トップコート剤の塗布

 

最後にトップコート剤を塗布して作業は終了です。排水口にはストレーナーも取り付けました。

木造住宅のバルコニーとFRP防水の相性は良い

今回はお客様のご希望でFRP防水工事をさせていただきましたが、実際にこのような木造住宅のバルコニーとFRP防水の相性は良いのでしょうか。

FRP防水のメリットとデメリットは以下の通りです。

 

FRP防水のメリット :軽い・硬度が高く丈夫・長持ち

FRP防水のデメリット:割高・割れる可能性・紫外線に弱い

 

複雑な形状のバルコニーや、室外機などの移動が難しいものがあるバルコニーは、長方形のガラスマットを整形して貼り付けながら設置するのが難しいのでウレタン防水の方が向いているかと思われます。

また、屋上など広域防水の場合も、割れる恐れがある上、ウレタン防水など他の防水工事に比べるとやや割高になるので、あまりお勧めできません。

しかし今回のように、木造住宅の、面積が小さく単純な形のバルコニーで、防水を長持ちさせたいとお考えの場合、軽くて丈夫なFRP防水は適していると言えるでしょう。

他の防水の場合にも言えることですが、FRP防水の場合は特に紫外線に弱いので、防水層を紫外線から守るトップコート剤を3~5年に一度塗り替える必要があります。

今回のバルコニーと同じくらいの広さでしたら、トップコート剤の塗り替えは3万円程度で可能です。

バルコニーの防水の状態が気になられたら、ぜひお気軽に調査をご依頼ください。

 

東大阪市の木造住宅バルコニーのFRP防水工事ならヤマナミへ