施工事例
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剥がれてきたベランダ床の防水補修工事 平野区 築15年一戸建

2022.07.11

剥がれてきたベランダ床の防水補修工事 平野区 築15年一戸建
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大阪市平野区にお住まいのK様から「家のベランダの床の表面が剥がれている。まだ雨漏りはないけれど、このままにしておくのは不安だから見に来てほしい。」とご依頼をいただきました。

K様邸は築15年の鉄骨3階建て住宅で、その3階部分にある広さ約4㎡のベランダの表面が劣化し剥がれてきており、K様は「剥がれた部分から雨漏りしてきたらどうしよう」と不安に思われていたそうです。

剥がれが多かった部分は中央部で、歩行などにより表面が劣化したと考えられます。

ベランダ床防水の種類(FRP防水)に合わせた補修工事を提案

ベランダの床にはほとんどの場合防水が行われておりますが、ウレタン塗膜防水や塩ビシート防水、FRP防水など、施工にはいくつかの方法があります。

今回剥がれていたベランダの床の表面は防水層の表面です。

防水方法によって、表面が劣化した時の対処も変わってきます。

K様邸ベランダの防水の種類はFRP防水でした。

FRP防水は、ガラス繊維マットに専用樹脂を含ませ固め防水層を形成したもので、硬度と耐久性に優れた防水です。

ただ、紫外線に弱いため、表面に紫外線からFRP防水層を守るトップコート材が塗布されます。

K様邸ベランダのFRP防水は表面のトップコートは剥がれていたものの、内部の施工はかなりしっかりしたものだったので、新築当時から一切手を加えないまま15年を経た現在でも雨漏りは起こっておらず、きちんと防水機能を果たしていました。

しかし、いくら丈夫だからと言っても、このまま放っておくと、K様が懸念されていた通り、防水層内部も劣化して雨漏りの原因になる恐れがあります。

今回は、まだ機能しているFRP防水層を活かし、表面へのFRP樹脂とトップコート材の上塗りによる防水の補修をご提案いたしました。


基本情報

費用
約6万円
工期
2日 2人

施工内容

  1. ベランダの清掃
  2. FRP防水層上塗り用のプライマー材の塗布
  3. FRP樹脂の塗布(3層)
  4. トップコート材の塗布

表面が剥がれたベランダ床のFRP防水層補修工事の工程

1.ベランダ床の清掃

 

ベランダに置いてあったサンダルと洗濯用品などを置くキャスターを室内に入れてもらい、室外機は庇の桁からロープで釣り上げました。

架台を使う方法もありますが、架台の足の周りだけ防水材の凹凸ができてしまう恐れがある上、今回のベランダは幅が狭く立ち回りにくいので釣り上げる方法をとりました。

床面の物がなくなりましたら、手箒と電動ブロワーでチリやゴミを取り除きます。

今回は既存防水層の上に施工するためチリが残っていると接着不良が起こる可能性があります。

 

2.FRP防水層上塗り用のプライマー材の塗布

 

FRP防水層に上塗りする時専用のプライマー材を既存防水層の上に塗布します。

その前に、以前の防水層の表面のトップコート材をアセトンで拭きとり、プライマー材の定着を高めます。

プライマー材は下地に直接塗るので、下地の素材、今回はFRP樹脂に合ったものを選びました。

 

3.FRP樹脂の塗布(3層)

 

既存防水層の表面の凹凸を埋める為、FRP樹脂を3層に分けて塗布します。

1層目と2層目は透明の物を使用し、3層目のみ白っぽく着色したものを使用します。

これは、仕上げに塗るトップコート材を塗った時の床面の発色をきれいにするためです。

1日目の作業はここまでです。

 

4.トップコート材の塗布

 

次の日、FRP樹脂が乾いた後、トップコート剤を塗布します。

トップコート材はFRP防水層を紫外線や歩行による直接の損傷から守る働きがあります。

ムラが出来ないようにローラーを縦横交互に動かしながら塗りつけていきます。

 

ベランダの床防水が剥がれてきたときのポイント

今回のようにベランダの床が剥がれてきてまだ雨漏りもしていない状況ですと、「まだ放っておいても大丈夫だろう」「自分で何か塗って修理できそう」と思われるかもしれません。

しかし、たくさんの現場で防水工事を行なってきた防水業者として、以下の2点には気を付けていただきたいと思います。

◆出来るだけ早く補修

防水層は、家屋の下地材の表面を覆って水による劣化を防ぐものです。その防水層の表面が劣化すると、中に水が入ってしまいます。

何層にも重ねて塗られた防水の場合は少し剥がれただけですと、すぐには水が入ってきませんが、一旦入ってしまうと、防水層と建物の下地の間に水が留まり、目に見えないところでも劣化が進みます。

そして、いつの間にか雨漏りが始まってしまう恐れがあります。

小さな剥がれやビビでもできるだけ早く補修を行うことで、既存防水を長持ちさせることができますし、ボロボロになるまで放置した防水よりも、工事費用も安く済む可能性も高いでしょう。

 

◆自分で補修はNG

防水は水を通さないものを塗ればいい、被せて置けばいい、というだけのものではありません。場所ごとに適した工事方法を選び、工事方法に適した材料を揃え、適した工程で行なう必要があります。

「少しのひび割れだから」「少しの劣化だから」「自分でやった方が安く済むだろう」とご自身で修繕を行なったところ、誤った方法であったため、余計に防水状況が悪くなり、かえって高額な工事になってしまった現場もありました。

材料自体はホームセンターに売っていますし、簡単な工事方法ならインターネットで検索することもできますが、応急処置どころか現状を悪化さっせる恐れがあるのでお勧めできません。

築年数や建物状況をみて、最適な方法を提案できるプロの防水業者にご依頼されることが望ましいでしょう。弊社ではコスト面でもできる限りご相談に乗らせていただいております。

ベランダ床のFRP防水層の表面の剥がれは上塗りだけで補修完了

今回のベランダのFRP防水層は表面が劣化して剥がれていたものの、内部の防水はしっかりと機能していたため、表面への上塗りのみで補修工事は完了しました。

K様は「キレイになって安心です」と、ほっとされたご様子でした。使用状況や環境にもよりますが、また5~10年ほど使っていただけるかと思います。

もし今回のような、FRP防水が施された床の表面が剥がれたまま放置されると、FRP樹脂が紫外線で劣化し、カスカスになり、水がしみこんだり、割れたりしてしまいます。

その箇所が原因で雨漏りし始めることもあり、部分補修で済めば良いですが、防水層全部の交換が必要になると、費用も2倍以上に膨らむ恐れがあります。

 

そうなることを防ぐためにも、ベランダ防水の表面の剥がれに気づかれたらお早目の調査、工事がおすすめです。

 

大阪市平野区のベランダの剥がれた床(FRP防水層表面)の補修工事ならヤマナミへ